農林水産省広報誌「aff(あふ)」2月号のご紹介

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世界に誇る日本の花

 園芸先進国オランダで10年に1度開催される世界最大規模の園芸博覧会「フロリアード」。花のオリンピックとも言われています。
前回は、3年前の2012年にフェンロ-市で開催。期間中に3回(春、夏、秋)の品種コンテストが行われ、日本から計436品種が出品されました。
 このコンテストのうち、春に行われた球根類部門では、日本からの大輪のラナンキュラス「ビガー・ホワイト」が1席(1位)を受賞。この花を生産・出展したのは、長野県松本市を中心に近隣の花き農家20人で結成する(株)フラワースピリット。8年ほど前に宮崎県の育種家に出会い、大輪系の品種を知ったことが生産のきっかけでした。

 「ラナンキュラスは花びらが多いため、他の花と同様に蕾に近い状態で出荷すると花がきれいに開かないことが多いんです」と代表の上條さん。
 そこで、一度畑で花を咲かせてから、大輪の花が垂れないように花首を堅くするなど栽培方法を工夫。こうした努力を積み重ねてビガー・ホワイトが誕生しました。
 日本の花は、他の部門でも6品種が1席、4品種が2席、4品種が3席を受賞。世界最高レベルの生産技術をアピールしました。
 2月号の農林水産省広報誌「aff(あふ)」では、「楽しみませんか?もっと花のある暮らし」と題して、花の癒やし効果をはじめ、花の生産現場や花を積極的に活用している病院をレポートし、花の魅力を紹介しています。是非ご覧ください。