農林水産省広報誌「aff(あふ)」12月号のご紹介

2014_12

【身の回りにある資源を使って・・・】
 高知県の西北部に位置する梼原(ゆすはら)町は、1年を通じて風が強く吹く町。この強風を何かに利用できないかと考えた町は、町の北部、四国カルスト高原に2基の白い風車を建設。最大600キロワットの発電能力で電気を作っています。悪条件ともいえる環境を見事に利用することに成功しました。

 また、風車が建つ高原は牧草地。左写真にあるように、牛が放牧されているこの高原では畜産業と発電が共生しています。発電で得られた収入は、町の面積の91パーセントを占める森林の手入れなどにあてています。「町では、風力以外にも太陽光や小水力など、地域資源を最大限に活用して、2050年までに再生可能エネルギー自給率100パーセントの町を目指しています。」と矢野町長は熱く語ります。今後も梼原町の取組から目が離せません。

 12月号の農林水産省広報誌「aff(あふ)」では、「農山漁村が元気になる!再生可能エネルギー」と題して、風力や水力、太陽光など、環境にやさしいエネルギー源を利用した再生可能エネルギーによる発電を行っている自治体や団体を取材。再生可能エネルギーと農林水産省の施策や農林水産業との関わりについて詳しく紹介します。是非ご覧ください。