農林水産省広報誌「aff(あふ)」11月号のご紹介

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【料理の見た目はそのまま!!〜介護食品】
今から20年前、高齢者向け介護食といえば、きざみ食やミキサー食が当たり前の時代でした。
 そんな時代に、「きざみ食は気管に入ると危ない。もっと安全な食事を出せないか」という医師の一言がきっかけとなり、料理の見た目はそのままに、スルッと飲み込める“ソフト食”を考案した介護保健施設がありました。
 宮崎県にあるこの施設では、提供を始めて以降、高齢者の方々が失っていた食への関心をとり戻し、噛んだり五感を働かせたりすることが刺激となって、元気を取り戻しました。
  
 現在、日本の65歳以上の人口は、3074万人(平成24年度)と10年前と比べ約1.3倍に増加しています。
 また、平成24年度の在宅介護の高齢者数は338万人、施設介護の高齢者数は223万人で10年前と比べ増加傾向にあります。
 このような状況の中、在宅療養している高齢者の7割が、健康な体を維持し、活動するために必要な栄養が不足している「低栄養」状態にあるという調査結果もあります。
 低栄養になると、体力が低下して、病気にかかりやすく、気力や認知力も下がるなど、心身に深刻な影響を及ぼします。

 11月号の農林水産省広報誌「aff(あふ)」では、「食は元気の源 おいしい! 使いやすい! 介護食品」と題して、高齢者がおいしく食べられて、介護する方にも使い勝手のいい最新の「介護食品」の数々を詳しくレポートします。是非ご覧ください。

(配信元:農林水産省)