ごはんを炊くだけじゃない!?炊飯器活用レシピ③

炊飯器レシピシリーズ、今回はちょっとしたおもてなしにもぴったりのキッシュ風のレシピをご紹介します!
野菜をたっぷり入れて作るので、冷蔵庫のあまった野菜でアレンジするのもおすすめですよ☆

【オーブンが無くてもOK!】

色とりどりの野菜を使った、見た目にも華やかな印象のあるキッシュは、人気の高い洋食のおもてなしメニューです。
好きな量だけ切り分けて、お弁当のおかずにするのもよいですね。
加熱はオーブンにお任せできるので、ちょっと手が空く時間ができるのも助かります。
ただし、一般家庭に普及しているオーブンレンジは、一度加熱してしまうと、冷却するまでレンジ機能が使えなくなってしまうことが多く、日常使いをするには少し不便なことがあります。
そのため、キッシュは調理工程以上に手間がかかる料理だと感じやすいですよね。

そこで、加熱を炊飯器で代用すると、調理中はレンジが空いているので、あたため機能を使ったり、ほかのレンジ調理をすることができます。
炊飯器でアレンジする場合、タルト生地は使用せず(炊飯器の構造上、タルト生地の中に卵液を入れられないため)、卵液と具材のみで作ります。
炊飯器にはおこげ機能がついているものも多く、オーブンが家に無い場合でも、表面に自分の好みに合った焼き色をつけて仕上がるのが魅力です☆
タルト生地のサクサク感が無いのは残念ですが、気密性のある炊飯器で焼き上げたキッシュは、卵のふわふわ食感が楽しめますよ!


【炊飯器でキッシュ風】

<材料> 調理時間:20分(炊飯時間を除く)
小松菜・・60g
じゃが芋・・1個
ミニトマト・・6個
ベーコン(厚切り)・・50g
A卵・・3個
A牛乳・・100ml
Aマヨネーズ・・小さじ2
A塩・・小さじ1/3
A粗挽き黒こしょう・・適量

<作り方>

  1. 小松菜はラップに包み、600wの電子レンジで2分加熱し、冷水にさらしてからしっかり絞る。
    水気を拭きとり、4cm長さに切る。
  2. じゃが芋は薄切り、ミニトマトは横半分に切る。ベーコンは1cm幅に切る。
  3. 炊飯釜に(1)・(2)を並べて入れ、白身が見えなくなるまでよく混ぜ合わせたAを注ぎ入れ、通常炊飯する。

<ポイント>

  • 小松菜の水気が残っていると卵液がうまくかたまらないことがあるので、しっかりしぼってください(※ほかの葉物野菜で代用する場合も同様)
  • レシピは5合炊きの炊飯器を使用して調理しています。
    お手持ちの炊飯器のサイズに合わせて、分量を調節してください。
  • 取り出すときは釜の縁より大きいお皿をかぶせ、逆さまにしてください。
    具材を入れる前に炊飯釜にサラダ油などを塗っておくと取り出しやすくなります。
  • 釜の底が表面になるので、ミニトマトは切り口を釜の底側にして並べると、見栄えがよく焼きあがります。
  • 保存する場合は完全に冷ましてから小分けにしてラップに包み、冷蔵してください。
    3日程度保存可能です。

卵と野菜・じゃが芋を組み合わせているので、たんぱく質・脂質・炭水化物といった主要なエネルギー源だけでなく、食物繊維やβ‐カロテンも取れますよ。

スケジュールを見て忙しそうなタイミングに合わせて作っておけば、いざというときに役立ってくれます。
いろいろな野菜と組み合わせて、季節ごとのバリエーションに富んだキッシュをお楽しみください☆

Text byはむこ/食育インストラクター