ごはんを炊くだけじゃない!?炊飯器活用レシピ②

炊飯器レシピシリーズ、今回は洋食レシピに挑戦します。
煮込み時間が長いロールキャベツも、炊飯器にお任せすればやわらかく仕上がりますよ☆

【炊飯器調理に向かない料理とは?】

今回はロールキャベツのレシピをご紹介します。
ロールキャベツをコトコト煮込んで作ると、とろけるようにやわらかなキャベツがとてもおいしいのですが、長時間コンロを占有してしまうのが困りものです。
炊飯器を活用すれば、炊き上がり時間以降も自動で保温してくれるので、盛り付ける直前までしっかり加熱してくれます。
前回の煮豚もそうですが、炊飯器調理に向いているのは、長時間の加熱が必要な料理です。
火加減を見る必要もないので便利なのです。

でも、注意するべき点がいくつかあるので、そちらを確認しておきましょう。
まず、煮込み料理の中でも、ホワイトソースやデミグラスソースなど、焦げると味を損なってしまうものはやや不向きです。
炊飯器調理は途中でかき混ぜる工程がないため、釜の底に焦げが生じることがあります。
これらのソースはトロミがあって、焦げやすいため、炊飯器調理で使用したい場合は炊飯が終了して、保温モードになってから入れるなどの工夫が必要です。
また、オイル煮のような油脂を非常に多く使う料理の炊飯器調理はやめましょう
蒸気孔の詰まりの原因になり、故障や事故の危険もあります。
同様の理由で、落し蓋(アルミホイル・オーブンペーパーなどを使用する場合も含む)をして炊飯することを禁止しているメーカーもあります、落し蓋の使用は避けて調理してください。
トロミのあるソース同様、保温モードに切り替わってから混ぜる、ロールキャベツのように具が大きめのものなら裏返して少し時間をおくなどのひと手間を加えれば、食べるとにはムラなく味がしみていますよ。


【炊飯器でロールキャベツ

<材料(2~3人分)> 調理時間:20分(炊飯時間を除く)
キャベツ・・6枚(300g)
鶏挽き肉・・200g
玉ねぎ・・1/4個
A卵・・1個
Aパン粉・・大さじ2
A牛乳・・大さじ1
Aマヨネーズ・・小さじ1
Aウスターソース小さじ1
A塩・・小さじ1/4
A粗挽き黒こしょう・・適量
B水・・1・1/2カップ
B白ワイン・・小さじ2
Bコンソメ・・小さじ1
Bしょうゆ・・小さじ1/2
B塩・こしょう・・少々

<作り方>

  1. キャベツは葉を1枚ずつはがし、耐熱容器にいれて電子レンジ(600w)で2~3分加熱し、水気を拭きとる。
  2. 玉ねぎはみじん切りにし、耐熱容器に入れて電子レンジ(600w)で2分加熱し、粗熱をとる。
  3. ボウルに鶏挽き肉・Aを入れ、粘りが出るまで混ぜる。
    (2)を入れ、全体がまとまるまで混ぜたら6つに分け、俵型に成型する。
  4. (3)を(1)にのせて巻き、巻き終わりを下にして炊飯釜に並べる。
    Bを注ぎ入れ、お粥もしくはやわらかめの設定で炊飯する。

<ポイント>
・今回は5合炊きの炊飯器を使用して調理しています。お手持ちの炊飯器のサイズに合わせて、分量を調節してください。
・お好みで湯むきしたカットトマトなどを加えてもおいしく召し上がれます。
・通常炊飯でも調理可能ですが、仕上がりのスープ量は少なくなります。

炊飯器のサイズにもよりますが、多めに作って作り置きレシピとして活用するのもよいですね。
ロールキャベツは味のアレンジがしやすく、キャベツや鶏挽き肉は比較的安価に手に入るのも嬉しいポイントです。
ぜひ、ご活用くださいませ☆

Text byはむこ/食育インストラクター