写真映りもばっちり!食べて役立つドライアイ予防

鏡で見るとそれほどではないと思ったのに、自撮りをしたあとの自分の写真を見てみると「なんだか目が充血してる…?」と感じることはありませんか?
疲れた印象は年齢より老けて見えることもしばしば…今回は澄んで潤った目になるための栄養についてお話します!

【充血・疲れ目は現代病?】

「写真なら多少映りが悪くてもフォローできるから大丈夫!」とはいえ、直接会っている人の目は加工できないものです…。
外見がすべてではありませんが、充血や疲れ目はやっぱり気になりますよね。
しかし、現代人の生活では、仕事や勉強などでPCやタブレット・スマホを使う時間が年々増加し、もはや生活必需品状態。
電子機器の画面を注視するのは目を酷使しているので、日々ダメージが蓄積されています。
また、睡眠に問題を抱えている人の割合も増加傾向にあるとされ、日中に目が受けたダメージをきちんと回復できないまま翌日を迎えるケースも多いようです。
いろいろと便利で快適な生活が送れるようになったのは事実ですが、よいことばかりではないのですね。
そのため、自分で目のケアを考えて実践していくことがとても大切なのです。
なお、目の充血の原因には細菌によるものや眼病による出血などもあり、これらは食べ物で治すことはできません。
何日も続いている場合や、痛みやかゆみをともなっている場合は速やかに眼科を受診してくださいませ!


【目と栄養】

眼の病気を食べ物で治すことができないなら、食べ物は何を食べてもよい?…と思われるかもしれません。
しかし、ビタミンAの欠乏は暗いところで視力が維持できなくなる夜盲症になります。
また、ビタミンB群が欠乏すると視神経炎の原因となるなど、目に関わる栄養素はたくさんあります。
病気の治療はできなくても、日々の体の機能を維持するために栄養素を摂ることは重要です。
なかでも、充血・疲れ目対策に重要なビタミンAを欠かさないようにするのがおすすめです。
粘膜の潤いを保つので、適度に潤んだきれいな目になるために、不足なく摂っておきたいですね。
ビタミンAはレバーや卵・チーズなどに多く含まれます
また、にんじんやブロッコリーなどの緑黄色野菜に含まれるβ‐カロテンは、体の中で必要に応じてビタミンAに変わります
緑黄色野菜は目の老化を予防するビタミンCも一緒に摂れることが多いので、毎食野菜を食べることは目の美しさを保つことにもつながるのです☆

ちなみに、ビタミンAやβ‐カロテンは脂溶性なので、油脂と一緒に食べるとより効果的です。
ただし、油脂はカロリーが高いので、たくさんかけたり、揚げ物ばかりにすると、肥満のリスクも…。
わざわざ野菜のためだけに油をかけるなどではなく、肉や魚と一緒に調理したり、ノンオイルのドレッシングをオイル入りのものに変えるなどでも吸収率はアップしますよ。
そのほか、目の健康に役立つ栄養素としては、ブルーベリーや黒豆の色素に含まれるアントシアニンや、魚介類に多いタウリンなどがあります。
網膜の細胞の機能を正常に保つ効果が期待できるので、食事にとり入れてみるのもよいですね。
これらは冷凍品や乾物などで通年出回っているものもあるので、ぜひ食事に取り入れてみてください。

目が健康だとはつらつとして見え、自然と印象が若々しく映ります。
栄養をしっかり摂って、適度な休息を入れながら、目のケアもひとつの美容として考えてみてくださいませ☆

Text byはむこ/食育インストラクター