お財布がピンチ!節約料理で乗り切ろう! きのこ編

お買い物は密を避けたいから、できるだけネットショッピングに切り替えようと、この一年ほどの間に、ますます定着してきたネットショッピング。
でも、家に居ながら手軽にお買い物ができることで、お財布の紐も緩んでしまった。
そんな事態も招いているようです。
せめて食費をセーブしたい!今回はそんなときに役立つ「節約レシピ」をご紹介します!

【いっぱい食べたい方はきのこがおすすめ】

節約レシピに求められる要素はいくつかありますが、安くてお腹がいっぱいになり、栄養もちゃんととれる。
これが理想の条件ではないでしょうか。
とはいえ、安価で済ませるためには食材の制限が大きなネックになります。
例えば、生産のコストがかかる牛肉や、漁獲量に応じて値段が大きく変動する魚介類などは、節約中に選択しにくい食品です。
そのほか、国内で流通の少ない野菜や果物は取引価格が下がることが少ないので、節約には向いていません。
また、野菜や果物は明確に旬があるものが多く、季節ごとに値段が変動する点も考慮する必要があります。

そんなときに味方になってくれるのがきのこです。
一般的に流通しているきのこはそのほとんどが工場生産なので、流通が通年安定していて、気候条件が悪くても価格が安定しているのがメリットです。(※天然物のきのこは毒きのこの誤食の危険性もあるので、店頭に並ぶことはあまりありません)
きのこのなかでも特に安価なのが、ぶなしめじやえのきたけで、1パックに100g以上入っていることが多く、おかずの量を増やしてくれます。
今回はきのこをたっぷり使って食べごたえを増した、グラタンレシピをご紹介します☆


【えのきとしめじのグラタン風】

<材料> 調理時間:30分
えのきたけ・・1/2パック
ぶなしめじ・・1/2パック
油揚げ・・2枚
玉ねぎ・・1/4個
ベーコン・・2枚(40g)
にんにく(おろし)・・少々
サラダ油・・小さじ1
A顆粒コンソメ・・小さじ1/2
A塩・こしょう・・少々
Aトマトケチャップ・・小さじ1
ピザ用チーズ・・30g

<作り方>

  1. えのきたけは食べやすい長さに切り、しめじは小房に分ける。
    油揚げは油抜きし、半分に切って袋状に開く。
  2. ベーコンは5mm幅に、玉ねぎは薄切りにする。
  3. フライパンにサラダ油・にんにくを入れて熱し、香りが立ったら(2)の玉ねぎを入れ、しんなりするまで炒める。
    えのきたけ・しめじ・ベーコンを入れて炒め合わせ、火が通ったらAを入れる。
  4. (1)の油揚げに(3)を詰め、上にピザ用チーズをのせ、オーブントースターでチーズに焼き色をつける。

<ポイント>

  • お好みでパセリなどを振って召し上がり下さい。
  • サラダ油をオリーブオイルやバターに変えると、風味が増します。

きのこは整腸作用のある食物繊維が豊富なだけではなく、糖質・たんぱく質・脂質が非常に少なく、低カロリーなことも魅力的です。
ただし、節約レシピで品数が少ない食事の場合は、摂取エネルギーが少なくなりすぎてしまう場合があります。
そこで、たんぱく質が豊富な大豆製品で、揚げているため脂質もある油揚げと組み合わせ、カロリーもしっかりとれ、ボリュームのあるおかずに仕上げました。
また、このレシピだけではすべての栄養素を補うことはできないので、何かもう一品、野菜を使ったおかずを組み合わせることで、バランスがよくなります
旬の緑黄色野菜は比較的安価で栄養価も高いので、作る時期に合わせて選んでみてください☆

リモート生活は家庭での料理の機会を増やす側面もあり、調理器具をそろえた方も少なくないと思います。
自炊は、節約したいときにとても大きなメリットがあるので、ぜひいろいろなレシピを作ってみてくださいませ☆

Text byはむこ/食育インストラクター