お正月にまつわる豆知識

2025年もあっという間に過ぎ、もうすぐ2026年がやってきます。
お正月は新年を迎える日であるとともに、実りと健康をもたらす年神様を迎える日でもあります。
今回は、そんなお正月にまつわるお話です。

【正月飾りはいつまで?】

正月飾りはいつまで飾っておくのが正解なのか疑問を持っている方が多いと思います。
年神様を迎えるための大切な飾りだからこそ、片付けるタイミングを間違えると、縁起が悪いのではないかと不安になりますよね。
まず、正月飾りにもそれぞれ意味があります。
年神様が迷うことなく家にいらっしゃれるよう、目印になるのが「門松」で、年神様をお迎えするにふさわしい場所であることを表すのが「しめ縄」です。
また、年神様は「鏡餅」に宿るといわれています。
次に、正月飾りは「松の内」という期間が明けたら片付けるのが一般的です。
この松の内とは、門松やしめ縄などの正月飾りを飾っておく(年神様が滞在している)期間のことです。
関東地方をはじめほとんどの地域では1月7日まで関西地方や四国地方では1月15日までを松の内としているのが一般的です。
また、鏡餅は松の内が明けたら「鏡開き」を行います。
鏡開きとは、松の内が明けたあとに鏡餅をお雑煮やお汁粉などにして食べる風習のことです。
鏡開きは1月20日に行われていましたが、江戸時代、徳川3代将軍徳川家光の月命日と重なってしまったため松の内を1月7日までとする地域では、1月11日になったといわれています。(地方によって異なる場合があります)
関西地方や四国地方など、松の内を1月15日までとする地域では、1月15日に行うところが多いです。


【おせちの由来と意味】

お正月といえばおせち。
おせちには、具材ひとつひとつにこめられた意味があります。
そこで、おせちの名前の由来やおせち料理の意味をご紹介します。

●おせちの名前の由来
おせちの由来は「お節供(おせちく)」、「節会(せちえ)」という言葉です。
弥生時代、季節の変わり目などに祝い事をする日は「節日(せつにち、せちにち)」と呼ばれていました。
奈良時代には、節日に宮廷内の行事として「節会(せちえ)」が始まり、祝宴で神様に供える食べ物のことを「お節供(おせちく)」と呼び、江戸時代ごろ、庶民に広まりました。
やがて節日が祝日として定められ、明治時代には現在のような重箱に詰める形に定着したといわれています。
また、重箱に入った「おせち」が民間に定着したのは、第二次世界大戦後であり、わりと最近なんです。

■黒豆
黒豆には「一年まめ(豆)に元気に働けるように」という意味と、黒色は邪気を祓う色とされており、無病息災を願う食材として知られています。

■数の子
数の子は、ニシンの卵を塩漬けまたは乾燥させたものです。
たくさんの卵が並んでいる様子から、子孫繁栄の願いが込められています。

■紅白かまぼこ
紅は魔除け、白は清浄
を表し、日本ではめでたいことの組み合わせとして「紅白」が古くから使われてきました。
半月の形が、初日の出に似ているため、新年にうってつけの料理です。

■栗きんとん
栗きんとんは栗を甘く味つけした料理です。
「きんとん」は金の団子や座布団という意味を持っており、金色の色彩が小判や黄金を連想させることから、商売繁盛の願いが込められています。

新しい1年の始まり、皆さんはどんな年にしたいですか?
ぜひお正月に今回のお話をしてみてくださいね。

Text by あお/食育インストラクター