
子どもの元気がない、最近イライラしている…。
もしかしたらストレスがたまっているのかもしれません。
子どもは自分のストレスを言葉で表現することが難しく、身体的な症状や行動の変化として現れます。
また、ストレスを発散する発想がないため、パパやママがストレスを解消させてあげたり、リフレッシュさせる必要があります。
そこで今回はストレスの原因やストレスに効果的な栄養素についてご紹介します。
【ストレスの原因は?】
子どもの感じるストレスの原因は、環境の変化や人間関係、メディアで繰り返し流れるショックな映像の影響、学習のプレッシャーなどさまざまです。
大人から見るとストレスの原因と思わないことが、子どもにとっては大きなストレスになっていることもよくあります。
①環境の変化や人間関係
入園や入学、転校など、慣れ親しんだ環境から新しい環境へ移行するときにはストレスの大きな要因になります。
新しい友だちや先生との関係を築くことに戸惑い、寂しさを感じることがあります。
また、家族の病気や離婚、家庭内暴力などの変化も子どもにとっては大きなストレスになり、親の怒りや不安が子どもにも影響します。
②メディアの影響
テレビやインターネットでのショッキングな映像やニュースは、子どもにとってストレスになります。
また、メディアの長時間視聴は無気力、無関心を引き起こすことも報告されています。
何気なく流している映像が、子どもを苦しめているかもしれません。
③学習のプレッシャー
親の期待がいつの間にか子どものプレッシャーに変わることはよくあります。
その期待を満たせなかった場合、子どもは「自分には無理だ」と感じてやる気を失ってしまうことも。
小さな目標を立て、達成した際には必ずその努力を認めて褒めることが大切です。
小さなストレスが少しずつ積み重なるケースもあります。
子どものストレスがたまっていると感じたら、以下のことに注意してあげましょう。
■コミュニケーションを大切にする
子どもが話したいときにしっかり話を聞き、安心感を与えてあげるのがベストです。
また、積極的にスキンシップをはかりましょう。
スキンシップをとると、オキシトシンというホルモンが分泌され、精神的な安定が得られることが分かっています。
のんびり会話をして子どもの好きな遊びにつき合ってあげたりしながら、子どもの気分がよくなることを優先し、寄り添ってあげましょう。
■規則正しい生活
朝は決まった時間に起き、日光を浴びて朝ごはんをしっかり食べ、適度に体を動かしましょう。そうすることで、セロトニンの分泌を促すことができます。
セロトニンとは、必須アミノ酸トリプトファンから合成される脳内の神経伝達物質のひとつで、精神を安定させる働きがあります。
そのため、朝食にトリプトファンを多く含む肉類、魚類、卵、乳製品、大豆製品、ナッツ類、バナナなどを摂るとよいでしょう。
そのほか、適度な運動、質のよい十分な睡眠もとても大切です。
【ストレスによい栄養素とは?】
特にストレスを感じるときには、たんぱく質の材料となるアミノ酸や、その合成に不可欠なビタミンB群・Cが多く消費されやすいので、十分に補給しましょう。
また、カルシウムやマグネシウムには神経の興奮を鎮め、精神を安定させる作用があるため、意識して摂るとよいでしょう。
鉄は不足すると記憶力や情報処理速度の低下、いらだち、気力の低下など脳機能に影響が出ることがわかっています。
さらに、脳内情報伝達物質の合成に関わる成分であるレシチンは、記憶力や集中力を高めるだけでなく、イライラを抑える効果もあるといわれています。
これらの栄養素を意識して摂るようにしましょう。
子どもたちの生活環境が著しく変化しています。
すべてのストレスを避けて生活していくことは難しいですが、ストレスを受けてもうまく受け流したり、考え方をポジティブに変えていく力を身につけることも大切です。
またストレスを抱えていると、自律神経の乱れを引き起こし、それが心身の不調の原因にもなります。
体を健康に保つためにも、睡眠をしっかり確保し、早寝早起き、規則正し食事、適度な運動を日ごろから心がけましょう。
Text by くまこ/食育インストラクター











