
グリンピースはピラフやシュウマイなどの彩りとして入っていて、料理をパッと明るくしてくれる食材ですよね。
今回はそんなグリンピースについてのお話です。
【グリンピースってどんな豆?】
グリンピースは冷凍や缶詰など、豆だけになって販売されていることが多く、もとの植物の姿を見る機会はなかなかないと思います。
どんな植物なのかあまり知られていませんが、グリンピースはえんどう豆の仲間です。
えんどう豆には、熟する前のやわらかな豆だけを食用とする「実えんどう」と、豆が大きくなる前の若いうちに収穫してサヤごと食べる「さやえんどう」があります。
グリンピースは実えんどうのひとつで、日本では江戸時代~明治時代に栽培が始まったといわれています。
また、えんどうの若い芽は「豆苗」、実が完全に熟したあとは和菓子などの原料となる「えんどう豆」と成熟段階に合わせて4つの食べ方があります。
ちなみに、サヤが肉厚なスナップエンドウは、グリンピースをサヤごと食べられるように品種改良したものなんですよ。
【グリンピースにそっくりな「うすいえんどう」って知ってる?】
関東の方はあまりなじみがないかもしれませんが、 「うすいえんどう」と呼ばれる実えんどうが関西で多く流通しています。
うすいえんどうは別名「紀州うすい」とも呼ばれています。
グリンピースと比べて粒が大きく、上品で繊細な甘みがあります。
また、皮が薄くグリンピース特有の青臭さも少ないです。
うすいえんどうはご飯にしたり、卵でとじたりして食べられています。
【小さい粒にも栄養たくさん】
●食物繊維
食物繊維は、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整えてくれる栄養素です。
水溶性と不溶性があり、なかでもグリンピースは、不溶性食物繊維が多く含まれています。
不溶性食物繊維は、腸のぜん動運動を促し、便秘の予防・改善に役立ちます。
●たんぱく質
グリンピースにはたんぱく質が豊富に含まれています。
たんぱく質は、筋肉・臓器など私たちの体を構成するのに必要不可欠な栄養素です。
また、ホルモンや酵素の材料にもなるので、病気と戦う免疫抗体にもなります。
●カリウム
カリウムは、体内の余分な塩分を体外に排出する働きがあります。
塩分の摂りすぎを調整する働きがあるほか、むくみ解消効果も期待できます。
●ビタミンB1
ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変える働きがあります。
そのため、疲労感の軽減や集中力の維持に効果的です。また、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きもあります。
【グリンピースの選び方と保存方法】
グリンピースを購入する際は、サヤがふっくらとしていて全体的にハリがあるものを選びましょう。
また、グリンピースは乾燥に弱くあまり日持ちしません。
生の場合は、ビニール袋に入れてから、野菜室で保存しましょう。
食べきれない場合はさやから取り出して塩ゆでし、やわらかくなったらゆで湯ごと冷まして水気をよく切ってから、冷凍保存がおすすめです。(ゆで湯ごと冷ますことで豆にシワがよりません)
いかがでしたか?
グリンピースは炒め物やスープ、サラダなど幅広いレシピに使うことができます。
彩りもよくしてくれるのでぜひ、日々の食事に取り入れてみてください。
Text by あお/食育インストラクター











