秋の眠い・だるいは自律神経の乱れが原因!?

秋の眠い・だるいは 自律神経の乱れが原因!?


このところ、「夏バテのまま秋に突入して秋バテだわ」「疲れがたまってぬけない」、そう思いながら昼間も眠い毎日を過ごしていませんか。
もしかしたらそれは
自律神経が乱れはじめているかもしれません。

自律神経とは

自律神経は交感神経と副交感神経の総称で、自分の意志とは関係なく内臓や神経組織などの働きをコントロールしてくれます。
交感神経は心臓の鼓動を早めたり血管を収縮させたりする作用があって、運動をしているときなど「活動的」な行動をするときに働きます。
副交感神経は逆の働きで、食後に胃や小腸で食べ物の栄養を消化吸収する働きを促したり、心拍数をゆっくりとさせたりするなど主に「休息」をするときに働きます。
この二つの神経が人の体を一定の状態に保つ役割をしています。

やってしまいがちな光習慣と生活リズム

みなさんは、夜も明るい照明の下で過ごすことやパソコンやスマートフォンの画面を見続けること、やることがあるからと夜更かししてしまうなど不規則な生活になっていませんか。
ちょっとだけのつもりでも続いてしまうと、実は自律神経に悪影響を与える可能性があるのです。
一日の中で交感神経と副交感神経が交互に働くこともありますが、おおむね、
交感神経は日中の明るい時間帯や運動しているときは優位に働き、副交感神経は夜間に優位に働く性質があります。
先ほどの何気なくしている習慣のせいで体内リズムが乱れてしまい、昼間も眠い状態を作り出す可能性があるのです。


季節の変わり目は注意しましょう

自身の習慣だけでなく、秋分以降、日照時間が短くなる影響で調整機能が崩れる恐れもあります。
だからこそ自律神経を整える方法のひとつとして、朝起きたらまずはカーテンを開け、日差しを浴びて交感神経が働くように「スイッチを押す」ことを習慣にしてはいかがでしょうか。
そして、
食事時間を一定にするのを心掛けることも忘れないようにしましょう。

不調が続くようなら専門医に相談することが大切ですが、以前よりなんとなくだるいなと感じる程度なら、まずは日常のちょっとした習慣を見直してみませんか。

Text by ゆず/食育インストラクター