今日の主役はぼく!わたし!簡単ちびっこシェフレシピ☆

今回は自家製ホットケーキミックスをご紹介!
余計なものが入っていないので、お子さんにも安心です。

【一緒に作る保護者の方へ】

このレシピはお子さんが主体となって作れる簡単なものですが、加熱や包丁を使う作業がありますので、年齢に合わせたお手伝いをお願いします。
お子さんが出来る部分はなるべく手を出さずに見守ってあげて下さいね。

【自家製ホットケーキ】

<材料>
A
薄力粉・・150g
上白糖・・45g
ベーキングパウダー・・5g
塩・・ひとつまみ

B
卵・・1個
マヨネーズ・・10g
牛乳・・150ml

バター・メープルシロップ等・・お好みで

<作り方>

  1. Aをビニール袋に全て入れ、よくふり混ぜる
  2. Bをボウルに入れ、泡立て器でよく混ぜる
  3. (2)に(1)を入れ、泡立て器で全体をよく混ぜる
  4. フライパンを弱火で温め、(3)をお玉一杯分位入れる
  5. フツフツしてきたらひっくり返し、1分程焼く
  6. 器に盛り、お好みでバターやメープルシロップをかけていただく

<ポイント>

  • テフロン加工のフライパンなら、油をひかなくてもキレイに焼けます。
    2枚目以降を焼く時は、ペーパータオルで汚れを拭くと、きれいに焼き上がります。
    ※テフロンの状態によってはきれいに焼けない場合もあります。
  • 砂糖はブラウンシュガーや黒糖にすると上白糖より、コクのある仕上がりになります。
    量も甘めが好きな方は足していただいて構いません。
  • ベーキングパウダーはアルミ不使用品が出回っていますので、気になる方はそちらをお試しください。
    最近では小包装タイプのものが出回っているので便利です。
    今回使用したものも小包装タイプで、1袋が5gでした。

 【重曹とベーキングパウダー】

お菓子・料理を作る際によく使われる2種類の膨張剤。
「ベーキングパウダーの代用で重曹を使うことは出来るのか(またはその逆)。」という疑問をよく耳にします。
2つの違いをご存知ですか?
今回はそれぞれの特徴をご紹介します。

〇重曹
正式名称は「炭酸水素ナトリウム」というアルカリ性の物質で、別名「重炭酸ソーダ」といい、略して「じゅうそう」と呼ばれるようになりました。
重曹を高温加熱すると炭酸ガス(二酸化炭素)が発生し、その力で生地が膨らみます。
この時、重曹の一部が「炭酸ナトリウム(アルカリ性)」として残る為、重曹を使ったお菓子や料理は「苦味」や「臭い」を感じる事があります。
また、小麦粉のフラボノイド色素は重曹のアルカリ性物質に反応すると黄色くなります。
重曹は白く仕上げたいお菓子等には向きませんが、どら焼きのような色の濃い物に使うと、色の濃さがより深くなります。

〇ベーキングパウダー
ベーキングパウダーの主な成分は、「重曹」です。
同じ?と思ってしまいますが、重曹の成分が炭酸水素ナトリウムだけに対し、ベーキングパウダーは反応スピードをコントロールしたり、PHを調整する「助剤」と呼ばれる酸性の添加物や保存中に反応が起こらない様にするコーンスターチや小麦粉が含まれます
重曹は一部が「炭酸ナトリウム」として残る為、味や色に変化が出やすかったのに対し、ベーキングパウダーは反応後中性になる為、味や色に影響が出にくくなっています。

<代用は出来るのか>
使いたい膨張剤がなかったら代用出来る場合もありますが、味や色味・口当たりも変わるので、同じように仕上がらない事もあります。
分量も加減が必要になるので、代用する場合はそのことを踏まえてご使用いただくといいでしょう。

自家製ホットケーキミックスは粉を袋に入れてふる、液体と混ぜる等、小さなお子さんがお手伝いできる場面も沢山あります。
いつもはお手伝い出来ないちびっこ達も楽しんでいただけると思いますので、お試しくださいね☆

Text by さゆり/食育インストラクター