食物アレルギー別レシピ~小麦粉アレルギー対応のり塩クラッカー~

特定の食物にアレルギーを持つ人は年々増加傾向にあると言われています。
そこでアレルギーに対応したレシピをシリーズでご紹介します。
今回は小麦を除去した「クラッカー」です。

【食物アレルギーとは?】

特定の食物を摂取したあと、アレルギーを介して皮膚・呼吸器・消化器あるいは全身性に生じる症状のことを言い、反応がどの程度出るかは個々に差があります。
アレルギー症状がひどくなると、アナフィラキシーやアナフィラキシーショックを起こし、命の危険をともなうこともあります。
アナフィラキシーを起こす要因はさまざまですが、乳幼児期に起こるアナフィラキシーは食物アレルギーに起因するものが多いようです。
小児期の食物アレルギーは1才前に発症し、原因アレルゲンとして卵・牛乳・小麦・大豆が多く、最近ではピーナッツ・ごま・魚なども認められています。
乳児期に発症した食物アレルギーは、一部の食品(ピーナッツ・そば・ごま・甲殻類など)を除いて自然寛解していく例も多くあります。
アレルギーは早期発見、早期治療、重症化を防ぐことが大切です。
「食物アレルギーかな?」と思ったら、まずは専門医の診療を受けましょう。

【アレルギー物質を含む食品に関する表示】

加工品(箱や袋で包装されているもの・缶詰やビン詰など)はどのようなものが使われているか、表示するように食品表示法で定められています。

(1)特定原材料として表示が義務づけられた食品(7品目)
・えび、かに、小麦、そば、卵、乳(乳製品を含む)、落花生

(2)特定原材料に準じるものとして表示が奨励された食品(20品目)
・あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン
※これらは可能な限り表示するように推奨している

それではレシピをご紹介します。
小麦粉の代わりにおからパウダーと米粉を使用したクラッカーです♪


【のり塩クラッカー

<下準備>
・オーブンを170℃に予熱する

<材料> 調理時間:40分
おからパウダー・・10g
米粉・・30g
塩・・少々
青のり・・大さじ1
サラダ油・・大さじ1
水・・1/4カップ~

<作り方>

  1. ボウルにおからパウダー・米粉・塩・青のりを入れて、全体を混ぜる
  2. (1)にサラダ油を加え、粉をなじませるように混ぜ合わせる
  3. (2)に水を加え、ひとかたまりになるまでこねる(水の量は調整してください)
  4. クッキングシートの上に(3)をのせ、別のクッキングシートをかぶせてサンドした状態で4mm厚さにめん棒で伸ばす(ひび割れしやすいので、ゆっくり伸ばしてください)
    包丁でひと口サイズになるように切り込みを入れる
    水でぬらしたフォークで空気穴をあけて塩(分量外)を少々ふる
  5. クッキングシートごと天板に移し、170℃で25分焼く
  6. 焼きあがったらオーブンから出し、天板の上で冷ます
    粗熱が取れたら切れ目に沿って割る

素朴な味わいですが、のりの風味が口の中に広がり、あとをひくおいしさ。
何度も試作を重ね、やっと好みの食感に出会えました♪
和風クラッカーといった感じです。

クラッカーはビスケット類?】

クラッカーは、本来イーストで発酵させた生地を高温で焼き上げたもので、パリッと砕ける食感の口あたりが特徴です。
今回ご紹介したレシピはイーストを使わずに作り、パリッと砕ける食感を再現したので、クラッカー風というべきですね。
そしてクラッカーは、ビスケットに分類されることをご存じでしたか?
クラッカーは塩味、ビスケットは甘いもとのといったように別物と思っている方も多いのではないでしょうか?
クッキーやパイもビスケット類ですよ。
これらはすべて小麦粉を主原料として練った生地を成形して焼く点で共通しており、乳製品や卵、糖類、食用油脂などの副原料によってさまざまな種類が出来上がります。
ちなみにイギリス英語では焼き菓子をビスケットといい、アメリカ英語ではクッキー、スコーンのことをビスケットといいます。
区分は国によってさまざまなようですね。

いかがでしたか?
今回ご紹介したレシピは簡単に作れておやつにピッタリです。
ぜひ作ってみてください♪

Text byくまこ/食育インストラクター