
地震などの災害に備え、家庭にレトルト食品やペットボトルといった長期保存出来る食料品の備蓄をする方も増えています。
しかし、同じ食料品をいつまでも保存しておくことはできないため、定期的に消費しながら新しいものを補充する「ローリングストック」という方法があります。
今回は備蓄品のなかから、ぜんざいを使ったデザートレシピのご紹介です。
簡単なので、お子さんと一緒に作ってみてください。
【市販のぜんざいで抹茶パウンドケーキ】
和のデザートとして人気のぜんざいを洋風にアレンジ!
米粉をプラスすることで、ぜんざいとの相性もばっちりです!!
<材料(17.5cm×8cmのパウンド型1台分)> 調理時間:70分
レトルトぜんざい・・1パック(140g)
バター・・100g
上白糖・・90g
全卵・・120g
A薄力粉・・60g
A米粉・・60g
A抹茶・・5g
Aベーキングパウダー・・2g
<下準備>
- 材料はすべて常温に戻す
- パウンド型に合わせた敷紙を用意
- オーブンを180℃に予熱
<作り方>
- ボウルにバターを入れ、なめらかになるまでゴムベラでよく混ぜる
上白糖を加え、ハンドミキサーに持ち替えてしっかりと空気を含むように3~4分混ぜる - (1)がふんわりとしたら卵を全体の1/10量加えてハンドミキサーでよく混ぜ、しっかりとバターと卵が混ざったら、次の卵を加える
1回に加える卵の量を1.5~2倍にし、卵がすべて混ざるまでこの作業を繰り返す - (2)に合わせて振るったAを加えてゴムベラで粉っぽさがなくなるまでしっかりと混ぜ、生地にツヤが出てきたらぜんざいを汁ごと加え混ぜる
- 敷紙を敷いたパウンド型に流し入れ、ゴムベラで真ん中がへこむように表面をならし、予熱したオーブンに入れる
- 10分ほど焼いたら一度取り出して包丁で真ん中に一本切り込みを入れ、オーブンに戻してさらに35~40分焼く
※表面が焦げそうな場合は、アルミホイルをかぶせて焼いてください - 竹串などを刺して、生地がついてこなければオーブンから取り出し、冷ます

作りたてもよいですが、翌日以降だと食材同士がなじんでよりおいしいです。
お好みでホイップしたクリームを添えてどうぞ。
<ポイント>
- 工程(2)でバターに入る卵の量が増えていくと、途中で分離することがあります。
分離をそのままにしてしまうと食感などが悪くなるので、材料はすべて同じ温度が望ましいです。(卵は大量に入るので、バターより温度が少し高くても問題ありません)
もし分離してしまったときは、少量のAを加え混ぜることで粉類がつなぎの役割を果たしてくれますので、お試しください。 - ぜんざいは140g以外にも150gや180gなどメーカーによってさまざまです。
具の量は多少増えても問題ありませんが、水分については焼き上がりに影響が出るので、140g以外のものを使用する場合は、液量を70g計量してください。
また今回は砂糖で作ったぜんざいを使用しています。
人工甘味料使用のタイプはぜんざいの状態が異なるため、仕上がりに影響が出ます。ご注意ください。 - バターは有塩を使っています。無塩を使用する場合は塩を小さじ1/4~1/3ほど加えていただくと、今回と同じくらいの塩加減になります。
- 工程(5)で生地に切り込みを入れると、生地が均一に持ち上がる助けになりますが、絶対に必要な作業ではないので、省略しても構いません。
- 粗熱が取れたら型から出し、ラップでしっかりと包むことでパサつきを軽減できます。
- 使用している型はブリキ製です。
型の材質によって色のつき方や火の通り具合が変わりますので、焼き時間や温度などは調整してください。 - 生地の一部に抹茶を加えて2色にしてもかわいいです。
その場合、抹茶はAから外して水または湯大さじ1で溶き、出来上がった生地の一部に加えてください。
【あずき】
ぜんざいに入っているあずきは、縄文時代の遺跡からも出土されるほど古くから食べられてきた食材のひとつで、江戸時代には脚気の薬として使われていたそうです。
粒の大きさで「大納言あずき」と「普通あずき」にわけられ、大納言あずきはその粒の大きさを活かした粒あんに、普通あずきはこしあんに使われることが多いです。
小豆にはポリフェノールなどの成分が含まれており、抗酸化作用があることが知られています。
あずきには、マメ科の植物に多く含まれるサポニンも含まれています。
サポニンにはさまざまな生理作用があることが知られています。
またあずきは体のもととなるたんぱく質を多く含み、ビタミンB群や鉄・亜鉛といった、成長期の子どもに欠かせない栄養素も含まれています。
食物繊維も多いので、毎日の食事で食物繊維を摂る際の一品として取り入れることができます。
小豆には、たんぱく質や食物繊維、ビタミンB群、鉄など、さまざまな栄養素が含まれています。
今回は、ぜんざいを汁ごと使って仕上げました。
いかがでしたか。
ローリングストックをすることで、時期を決めて定期的に備蓄品を入れ替えるきっかけにもなりますし、その機会に子どもと一緒に災害時の連絡方法や集合場所などを再確認すると、避難訓練の一環にもなります。
いざというときのために家族みんなで備え、そして一緒にお菓子作りをして楽しいひと時を過ごしてください。
Text by さゆり/食育インストラクター





