リボべジ(豆苗)~豆苗と豚しゃぶのごま和えサラダ~

前回の「ねぎ」に引き続き、今回は「豆苗」でリボべジに挑戦!
豆苗は、年間を通して100円程度で購入できるため、節約食材としても重宝されますね♪
そんな豆苗を、リボべジで育てながら楽しみましょう。

【「リボべジ」って何?】

<準備するもの>

  • 保存容器やペットボトル、グラスなどのお好みの入れ物

<やり方>

  1. 豆苗は脇芽を残して切り落とす
    (今回は10cmほどの長さにして、スタートしました)
  2. 容器に(1)・豆が浸らない程度の水を入れ、日あたりのよい場所に置く
  3. 翌日、1~2回水を替え、(2)を行う

2日目以降は(2)と(3)の工程を繰り返し行います。
これなら忙しい方や栽培が苦手な方もできるかと思います☆
ただし、いくつかポイントがあります!

<ポイント>

  • 脇芽を残して切る
    ※「脇芽」とは、根元にある小さな葉で、新たに芽を伸ばしていくのに必要な部分。
    2度目を楽しむ場合は、この脇芽を残しておくことが大切!
  • 日あたりのよい場所に置く(直射日光は避ける)
  • 水は1日1~2回替える
  • 種が水にかぶらないくらいの水位にする
  • 再生させるのは1、2回にする

 これらのポイントを押さえると、成功率がグンと上がります!

 こちらがリボべジ初日。

3日後

4日後

5日後

6日後

7日後

1週間であっという間にここまで育ちます!

それでは豆苗を使ったレシピをご紹介します。


【豆苗と豚しゃぶのごま和え】

<材料> 調理時間:15分
豆苗・・100g
豚バラ薄切り肉(しゃぶしゃぶ用)・・100g
きゅうり・・1本
酒・・大さじ1
A白すりごま・・大さじ3
Aにんにく(すりおろし)・・少々
A塩・・小さじ1/3
A粗挽き黒こしょう・・少々
Aごま油・・小さじ2

 <作り方>

  1. 豆苗は根元を切り落として半分に切る
  2. きゅうりは4cm長さの千切りにする
  3. 鍋にたっぷりの湯を沸かし、豆苗をサッとゆで、ザルに上げて冷ます
  4. 別の鍋に湯を沸かし、酒を加えて弱火にし、豚肉を1枚ずつ入れて色が変わったら取り出す
  5. ボウルにAを混ぜ合わせ、水気を拭いた(4)・(2)・(3)を和え、器に盛り付ける

 【気になる豆苗の栄養は?】

豆苗とは、えんどう豆(グリーンピース)が発芽してできた若菜のこと。
β‐カロテン・ビタミンC・ビタミンK・ビタミンB群などが豊富に含まれています。

●β‐カロテン
体内で必要な分だけビタミンAに変わり、目や皮膚、粘膜の健康維持に役立ちます。

●ビタミンC
ストレスや風邪に対する抵抗力を高めたり、皮膚や血管の老化を防いで美容効果が期待できます。

●ビタミンK
カルシウムが骨に沈着するのを助けたり、血液を凝固させ止血する働きがあります。

●ビタミンB群
身体がエネルギーをつくり出すために欠かせない栄養素で、糖質・脂質・たんぱく質の代謝をサポートします。

 いかがでしたか?
豆苗のリボべジは成長する姿が愛らしく、観賞用としてもとても楽しめました。
今回ご紹介したレシピのほかにも、豆苗はナムルにしたり、肉で巻いてみたりしてもおいしく召しあがれます。
ぜひ、挑戦してみてください。

Text by くまこ/食育インストラクター