給食レシピにチャレンジ!「肉団子のもち米蒸し」

子どものころはあたり前だった「給食」。皆さんの思い出の味は、何ですか?
今回は、私が通っていた小学校で大人気だった「肉団子のもち米蒸し」をご紹介します☆

【肉団子のもち米蒸し】

<材料(2人分)> 調理時間:35分(もち米の浸水時間は除く)
もち米・・1/2合
豚挽き肉・・100g
しいたけ・・1個
玉ねぎ・・1/4個
片栗粉・・大さじ1/2
A溶き卵・・1/2個分
A酒・・小さじ1
Aオイスターソース・・小さじ1
Aしょうが(おろし)・・小さじ1/2
A砂糖・・小さじ1/2
A片栗粉・・小さじ1
Aごま油・・小さじ1
A塩・こしょう・・少々

<作り方>

  1. もち米は洗ってザルに上げ、たっぷりのぬるま湯に浸して1時間ほどおく。
    ザルに上げて水気を切り、ペーパータオルで水気を拭き取る。
  2. しいたけは石づきを切り落とし、みじん切りにする。
    玉ねぎはみじん切りにして、片栗粉をまぶす。
  3. ボウルに挽き肉・Aを入れ、粘りが出るまでよく混ぜる。
  4. (2)を加えてしっかり混ぜ合わせ、10等分にして丸める。
  5. (4)の表面に(1)をまぶして丸く成形し、オーブンシートを敷いた蒸し器で20分ほど蒸して火を通す。

【この料理にはどんな栄養があるの?】

●豚肉
糖質の代謝を促し、疲労回復に働くビタミンB1を多く含んでいます。

●玉ねぎ
ビタミンB1の吸収を高める硫化アリルが含まれているので、豚肉との組み合わせはおすすめです。

●もち米
体や脳のエネルギーに素早く変わる炭水化物を豊富に含んでいます。

 【「うるち米」と「もち米」の違い】

私たちが普段『ご飯』として食べている米は、「うるち米」です。
「もち米」はもちの原料となるほか、お赤飯やおこわとしても利用されます。
これ以外にも「うるち米」と「もち米」には、以下のような違いがあります。

●色
どちらの米も白い色ですが、うるち米は透明感があるのに対し、もち米は不透明です。

●でんぷん
米の主成分であるでんぷんには、アミロースとアミロペクチンの2種類があります。
アミロースの割合が少ないと粘りが強いご飯になり、逆にアミロースの割合が多いと粘りが少ないご飯になります。
うるち米はアミロースとアミロペクチンが2:8で含まれているのに対し、もち米はアミロペクチンのみで構成されています。

●エネルギー
米の状態ではほとんどエネルギーに差はありません。
しかし、もち米の方がうるち米よりも吸水量は少ないため、炊飯後は同じお茶碗1杯で比較するとエネルギーは高くなります。

 【意外と間違えがち?米とご飯の賢い保存法☆】

皆さんは、あまった米やご飯はどのように保存していますか?
今回は、おいしさをキープできる保存法をご紹介します。

●米
密閉容器に移し替え、乾燥と酸化を防ぐ
ことが大切です☆

常温なら…(保存目安:春夏→精米日から約1カ月、秋冬→精米日から約2カ月)
1.蒸れるのを防ぐため、通気性のよい紙袋に移し替える
2.虫を防ぐため、唐辛子を1本入れて密閉する

冷蔵なら…(保存目安:野菜室→精米日から約1~2カ月)
しっかり密閉できる保存容器に移し替え、野菜室で保存しましょう。
雑穀も米同様、乾燥・酸化・におい移りを防ぐために移し替えましょう。

●ご飯
黄色く変色し、かたくなって風味が落ちてしまうので冷蔵保存はNG。
冷凍保存がおすすめです!

冷凍…(保存目安:冷凍室→約1カ月)
1.ラップを敷き、炊きたてのご飯を平たくして包む
2.粗熱をとり、金属トレイにのせて急速冷凍する

炊き立てのご飯は水分をたっぷり含み、やわらかくておいしい状態です。
熱いうちにラップに包めば水分をキープでき、解凍したあとでもふっくらしたご飯が楽しめます☆

いかがでしたか?
今回ご紹介した「肉団子のもち米蒸し」は、もち米をまぶしているので食べ応えがあり、満足感があります☆
皆さんもぜひ作ってみてくださいね!

Text by ろい/食育インストラクター