給食レシピにチャレンジ!「ビッグ揚げ餃子」

子どものころはあたり前だった「給食」。
皆さんの思い出の味は、何ですか?
今回は、私が通っていた小学校で大人気だったメニュー、「ビッグ揚げ餃子」をご紹介します☆

【ビッグ揚げ餃子】

<材料(8個分)> 調理時間:35分
豚挽き肉・・160g
緑豆春雨・・20g
長ねぎ・・1/5本(30g)
にら・・1/4束(25g)
キャベツ・・1/4個(250g)
Aにんにく(みじん切り)・・小さじ1(4g)
Aしょうが(みじん切り)・・小さじ1(4g)
Aしょうゆ・・大さじ1
Aオイスターソース・・小さじ2
A塩・・少々
Aごま油・・小さじ1
餃子の皮(大判)・・16枚
揚げ油・・適量

<作り方>

  1. 春雨は、熱湯で袋の表記通りにゆでてザルに上げ、粗みじん切りにする。
    長ねぎ・にら・キャベツはみじん切りにする。
  2. ボウルに挽き肉・(1)・Aを入れて、しっかり混ぜ合わせる。
  3. 餃子の皮2枚を3cmほど重なるようにして置き、(2)のあんを8等分したものをのせる。
    餃子の皮のふちに水を塗り、空気がなるべく入らないようにして包む。

    ※あんは中央を少なめにしてのせると、包みやすくなります。
    ※中の具材が出てこないよう、水をしっかりつけて皮を重ね合わせてください。
  4. 160℃の揚げ油に(3)を入れ、表面がこんがりきつね色になるまで4~5分ほど揚げ、しっかり油を切って取り出す。

実際の学校給食では、餃子の皮は特注の大判タイプ(直径16cmほど)のものを使用するそうですが、店頭では取り扱いがないので今回は大判の餃子の皮(直径11cm)を重ねて使いました。
時間が経つにつれ、タネの水分が出てきてしまうので、包んだらすぐに揚げるようにしてください。
また、揚げるときに油の温度が高いと、中に火が通る前に皮に色がつきすぎてしまうので、低めの温度で揚げてください。


【「餃子」にそっくり!?な世界の料理】

「餃子」を辞書で引くと、『小麦粉を練って伸ばした薄い皮で、豚の挽き肉や細かく刻んだ野菜を包んで半月形にし、焼いたり、蒸したり、ゆでたりしたもの』と書かれています。
それにもとづいて考えると、世界各国にはさまざまな「餃子」があります。
今回はその一部をご紹介します!

●ネパールの「モモ」
肉と野菜を小麦粉で作った皮で巾着状に包んだものです。
見ためが小籠包にそっくりな蒸し餃子です。

●韓国の「マンドゥ」
肉や豆腐、キムチを皮に包んだ料理です。
焼いたり、蒸したり、スープにしたりと日本と同じように調理方法はバラエティに富んでいる一品です。

● トルコの「マントゥ(マンティ)」
小麦粉で作った生地に牛や羊の挽き肉などの具を詰めてゆでた、トルコ風の小さな水餃子です。
世界三大料理のひとつとして長い歴史を持つトルコ料理のなかでも代表的な家庭料理です。
マントゥは通常、ヨーグルトをかけて提供され、チリパウダーや溶かしバター、ドライミントを好みで加えて食べることもあります。
以前は家庭のみで食べられるものでしたが、今ではパッケージされたものがスーパーなどでも売られるようになりました。

 ●リトアニアの「コルドゥナイ」
挽き肉やきのこ類を小麦粉で作った皮で包んだもので、最後にサワークリームをかけていただきます。
ひと口サイズで食べやすいのも特徴です。

 【中国の餃子はあまり焼かない?】

餃子の本場、中国では主食として食べることが多く、水餃子や蒸し餃子が一般的です。
残った餃子を食べるときには焼くことが多いようです。
それに対し、日本では焼き餃子が一般的です。
焼き餃子が普及したのは、主食の米に合うことや、焼いたこうばしいにおいが好まれる傾向にあったからです。
また、あんの中ににんにくを入れたり、つけだれにラー油を使うのも、日本独自のスタイルと考えられています。

 中華の人気料理でも上位に挙がる「餃子」。
市販されているものもおいしいですが、あんの具材や味付け、包み方などを自由に決められるので、お子さんと楽しみながら一緒に作ることができます☆
今回ご紹介したビッグ揚げ餃子は、餃子の皮を2枚使用しているので包むのが少し難しいかもしれませんが、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

Text by ろい/食育インストラクター