6月解禁!魚なのにスイカの香り!?アユについて知ろう

アユは資源保護のため地域により異なりますが、11月から5月は禁漁となっています。
今月からアユが解禁ということで、今回はそんなアユについてのお話です。

【アユってどんな魚?】

アユは全国の清流にすむ淡水魚です。
稚魚のころは海で暮らし、成長に従って川に遡ってきます
アユといっても天然もの、一般的な養殖もの、湖で獲れたものとさまざまです。
天然ものはスイカやキュウリのような香りがすることから「香魚(こうぎょ)」とも呼ばれます。
また、1年でその生涯を終えることから「年魚(ねんぎょ)」という名前も持つ魚です。
アユは濁った水中では生きられないため、アユがいるということは水の美しさの証明にもなります。
アユの旬は6~8月で、特に7~8月が最もおいしい時期です。
6~7月ころに獲れるアユのことを「若鮎」、9~10月は「落ち鮎」と呼ばれます。

【アユは漢字で「鮎」】

アユは漢字で書くと「魚へん」に「占」ですが、なぜでしょう?
諸説ありますが、多く言われているのは、2つの説です。

一つ目は、神功皇后がアユを占いに使用したことから、この字が使われるようになったという説。
二つ目は、アユは縄張り意識が強い魚の為、「占拠」という意味でこの字になったという説があります。

皆さんはどっちだと思いますか?

【アユの友釣り】

アユを狙う釣り方にはいくつかありますが、そのなかでも「友釣り」という釣り方が有名です。
一般的な釣りは、魚がエサを食べるという習性を利用しています。
しかし、アユは藻が多い場所を見つけると、ほかのアユが入ってこないよう縄張りを張ります。
そこへほかのアユが入ってくると、それを追い払おうと体当たりする習性があります。
友釣りはその習性を利用した釣り方で、囮のアユに釣り糸と針を取りつけ、野生のアユの縄張りを泳がせます。
野生のアユが体当たりをしてきた瞬間に針にかけるという仕組みです。


【おいしいアユの選び方】

夏になるとスーパーなどでも一尾で売られているところを見ると思います。
せっかく食べるならおいしいアユを選びたいですよね。
そこでおいしいアユの特徴をご紹介します。
おいしいアユを選ぶときはまず、体全体を確認しましょう。
新鮮なアユは、皮が鮮やかな銀色をして艶やかな光沢があります。
また、体全体にハリがあり、腹部がしまって感じられるものを選びましょう。
反対に皮に黄色みが強くなっている場合、鮮度が落ちている可能性が高いです。
次に目に注目しましょう。
新鮮でおいしいアユは、濁りのない澄んだ目をしています。
黒目がくっきりとしていて、眼球がくぼんでいないのが良品です。

【アユのさまざまな食べ方】

鮎は骨が細く、身がやわらかいため、丸ごと食べられる魚です。
そんなアユのおすすめの食べ方をご紹介します。

●塩焼き
アユ料理の定番といえば「塩焼き」です。
内臓を取り除かずに、塩を振って炭火やグリルで焼くことで、アユ本来の香りとうまみをあますことなく楽しめます。

●甘露煮
アユがたくさんあるときや小さいときは、甘露煮がおすすめです。
甘辛い醤油でじっくり煮詰めて仕上げましょう。
しっかりとした味つけなので、少量でもご飯が進みますよ。

●せごし
せごしは、若いアユを表面のぬめりと内臓をとってから骨ごと輪切りにして生のまま酢味噌やポン酢などで食べる料理です。

●うるか
うるかは、アユの内臓を塩漬けにして熟成させた塩辛の一種です。
酒の肴として親しまれ、そのまま食べる以外に調味料として使われることも多いです。
その製法や熟成期間によって味わいが変わり、地域ごとに独自の作り方が存在します。

いかがでしたか?
アユは初夏に親しまれる日本の代表的な川魚です。
さまざまな食べ方でアユを楽しんでくださいね。

Text by あお/食育インストラクター