7月27日はスイカの日!

7月27日はスイカの日!

毎日暑い日が続いていますね…。
ついつい冷たいアイスやジュースを摂り過ぎがちになるこの時期ですが、“スイカ”はいかがですか?
今回は、夏の風物詩とも言えるスイカの魅力に迫ります☆

【7月には“スイカの日”があった!】

7月27日は「スイカの日」であるというのを皆さんご存じですか?
夏が旬であるという事、スイカの縞模様が綱のように見えるという事から、7を「な(7)」で「夏」、27を「つ(2)、な(7)」で「綱」と読み7月27日は「夏の綱」、つまり「スイカの日」とされています。

【スイカの栄養価】

スイカは世界中で栽培されており、150種以上あるとされています。
大きな分類では赤肉種、黄肉種、白肉種の3種類に分かれます。
今回は、普段目にする事の多い赤肉種の栄養価にスポットを当ててみました。

  • β-カロテン
    日本食品標準成分表2015年版(七訂)によると、100gあたりのβ-カロテン当量は黄肉種は10μgであるのに対し、赤肉種には830μgも含まれています。
    β-カロテンは体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜の健康維持やがん予防、アンチエイジングに働きます。
  • カリウム
    ナトリウムの排出を促す作用がある為、利尿作用を高め、むくみの改善にも有効に働きます。

スイカにはナトリウム以外のミネラルもバランスよく含まれているので、適度に塩を振って食べると、水分補給だけでなく熱中症予防にもなります。

【皮も美味しく食べよう!】

スイカの皮の白い部分には、アミノ酸の一種の「シトルリン」が豊富に含まれており、その含有量は赤い果肉部分の約2倍とされています。
シトルリンは利尿作用があり、腎臓病やむくみの予防に効果的です。
また、血管を若返らせ血流を増加させる為、新陳代謝の向上や疲労回復・冷え性緩和などの効果が期待出来ます。
スイカはウリ科の植物なので、きゅうりのように漬け物や炒め物にしても美味しく頂けます。
今回は手軽に作れる、スイカの皮を使ったレシピをご紹介します☆


【まるで冬瓜!お手軽中華スープを作ろう☆】

<材料(4人分)>
スイカの皮(白い部分)・・1/4個分
豚肉(モモやバラなど)・・120g
人参・・1/2本
玉ねぎ・・1/2個
片栗粉・・適量
塩・こしょう・・少々
サラダ油・・適量
ごま油・・適量
A水・・4カップ
A鶏ガラ顆粒・・大さじ1
A酒・・大さじ1
Aしょうゆ・・小さじ1

<作り方>

  1. スイカの皮は外側の緑色の固い部分を切り落とし、食べやすい大きさに切る。
    (今回は拍子木切りにして作りました。)
    人参、玉ねぎは千切りにする。
  2. 豚肉は細切りにしたものを袋に入れ、塩・こしょう、片栗粉を加える。
    空気を含ませた状態で、よく振り、全体に粉をまぶす。
  3. フライパンに油を熱し、(2)を加え、色が変わったら取り出す。
    (この後、野菜と共に煮るのでここでは完全に火を通さなくて大丈夫です。)
  4. 鍋にAを入れ、(1)と(3)を加え煮て、塩・こしょうで味を整え、仕上げにごま油を回し入れる。

すいかの皮は煮ると、冬瓜のような食感が楽しめます!
シトルリンは水溶性の為、今回のレシピのように汁ごと頂ける調理法だと、効率的に摂取する事が出来ます。

水分補給や夏のデザートとして最適なスイカですが、体を冷やす作用もあるので、くれぐれも食べ過ぎには注意しましょう☆

Text by ろい/食育インストラクター

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