薄皮は捨てないで!栄養たっぷりのいよかんを食べよう☆

薄皮は捨てないで!栄養たっぷりのいよかんを食べよう☆

冬は柑橘類が美味しく感じますよね。
「こたつにみかん」は冬の風物詩とも言えますが、いよかんもおすすめですよ~(^-^)

【いよかんってどんな果物?】

日本では、温州みかん、不知火(デコポン)に次いで生産量の多いかんきつ類です。
いよかんは日本が原産とされ、明治時代に山口県で発見されました。
かつては当時の地名の「穴門(アナト)」にちなんで「穴門蜜柑(アナトミカン)」と呼ばれていましたが、愛媛県に移植されて盛んに栽培されるようになり、旧国名の伊予国からこの名が付きました。
現在でも愛媛県で主に生産されており、全国の80%以上のシェアを誇ります。
皮は少々厚めですが、手で剥く事が出来ます。
酸味と甘味のバランスが良く、色・味・香りの3拍子が揃った魅力たっぷりのフルーツです!

【いよかんの栄養価】

  • なんと言ってもビタミンC!
    柑橘類とあって、やはりビタミンCが豊富です。
    ビタミンCは歯肉炎の改善や、免疫力をアップして風邪などの感染症を予防する効果があります。
    体内で生成する事が出来ない物質であり、喫煙やストレスで消費されてしまうので、意識的に摂るようにしましょう!
  • クエン酸で疲れ知らず☆
    柑橘類や梅干しなどの酸味成分のクエン酸。
    クエン酸は疲労物質である乳酸の分解に作用する事で、素早く疲労を回復する効果が得られます。
    疲れ気味の方や激しい運動をされる方に特におすすめの成分です。
  • シネフィリンとビタミンCのダブルの力で風邪を撃退!
    シネフィリンは気管支を緩める効果があり、のどに起こる風邪に有効とされています。
    ビタミンCとの相乗効果で、風邪対策もばっちりです!

【捨てずに食べたい薄皮☆】

いよかんの薄皮には、食物繊維のペクチンが多く含まれています。
食物繊維は、生活習慣病の予防などに効果的です。
また、ポリフェノールの一種でビタミンPの一種であるヘスペリジンが含まれています。
ヘスペリジンは血中のコレステロール値を低下させる他、抗アレルギー作用がある為、花粉症の改善効果も期待出来ます。

近年、生産日本一を誇る愛媛県では、合格を勝ち取って欲しいとの願いを込め、「愛媛のいよかん、いい予感!」というキャッチフレーズでいよかんをPRし、注目されているようです。
受験シーズンはいよかんが美味しい時期なので、栄養補給も兼ねて食べ、是非あやかりたいものですね☆(^O^)

(2022.11.4更新)

 Text by ろい/食育インストラクター