4月4日はあんぱんの日☆

  4月4日はあんぱんの日☆

歴史が古く、日本人に馴染み深いパン“あんぱん”。
皆さんはあんぱんの日というのが4月にあるのをご存じですか?

【どうして4月4日があんぱんの日?】

1875年4月4日、明治天皇が水戸藩の下屋敷を訪れた際、京都の和菓子に代わり、純日本製のパンをお出しする事になりました。
この時に献上されたのが、八重桜の塩漬けを入れた木村屋の桜あんぱんでした。
桜は日本を象徴する花であり、季節感を表現するのに適している為、奈良の吉野山から八重桜の花びらの塩漬けを取り寄せ、あんぱんに埋め込みました。
両陛下は桜あんぱんを大変お気に召され、「引き続き納めるように」とおっしゃったそうです。
このことから明治天皇に献上された4月4日は「あんぱんの日」として記念日に認定されています。


【小豆の栄養価】

あんぱんの主人公とも言える小豆は、縄文時代の遺跡や古事記にも記載されているほど、古くから親しまれてきました。
そんな小豆の注目成分をご紹介します。

●サポニン
皮に多く含まれており、便通改善や利尿作用を高めます。
また、免疫力アップに働き、ガンや老化の予防に効果的とされています。

●アントシアニン
青紫色の色素成分です。
活性酸素の発生を抑制する抗酸化物質ですが、目の機能を向上させる作用もあります。
目が疲れている時には積極的にとりたい栄養素です。
その他、肝臓の機能を回復させる働きもあるので、肝機能が低下気味の時にもおすすめです。

●食物繊維
ごぼうの約2倍もの食物繊維が含まれています。
特に不溶性の食物繊維を多く含んでおり、血糖値の上昇を穏やかにする他、便秘の予防・改善に働きます。

桜の美しさを堪能出来る期間は僅か!
4月4日は、見頃となった桜を見ながら桜あんぱんを食べる…なんていうのも風情があって良いかもしれませんね。

 Text by ろい/食育インストラクター