離乳食「初期」レシピ~10倍がゆの3色丼~

今まではミルクだけだったけど、そろそろ「離乳食」が始まる…どうしよう!?
心配な新米ママ&パパさん必見!
離乳食初期・中期・後期・完了期のレシピをシリーズでご紹介します。

初めてのママ&パパは、大変なこともあるかもしれませんが、赤ちゃんが食事の楽しさを体験し、「自分で食べる力」を育むためにもしっかり見守ってあげましょう。

【離乳食をはじめるサイン】

  • 生後5~6カ月ごろになり、首がしっかりし、支えると座れる
  • 食べる様子をじっと見たり、食べ物に興味を示す
  • 口をもぐもぐ動かし、よだれがよく出る
  • スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる

赤ちゃんの様子をみて、体調や機嫌のよい日の午前中を選んで始めましょう。
午前中は、赤ちゃんの消化器官の働きがよく、もし、離乳食を与えて急に具合が悪くなっても病院へも行きやすい時間帯です。
かかりつけの病院があいている日かどうかもチェックしておきましょう。

【生後5~6カ月(離乳食初期)】

食べ物の取り込みや飲み込みができるようになります。
まずは飲み込み(ごっくん)を覚える時期です。

●離乳食の回数
1日1回

●進め方
赤ちゃんの様子をみながら1日1さじずつ始めます。
食べさせることよりも、食べ物に慣れさせることが大切です。
口を閉じて飲み込めるようになることを目標としましょう。

離乳食を食べる量には、赤ちゃんによってかなり個人差があります。
そのときの体調や環境などにも左右するので、1日単位ではなく、1週間単位で考えるとよいでしょう。
特に、離乳食初期は母乳やミルクからほとんどの栄養をとっている時期なので、食べる量が少なくても大丈夫。
上手に飲み込めれば問題ありません。

それではレシピをご紹介します。
見た目も鮮やか!


【離乳食初期!10倍がゆの3色丼】

<材料> 調理時間:30分
10倍がゆ・・大さじ2
しらす干し・・大さじ1/2
湯・・小さじ1/2
ほうれん草(葉先)・・2枚
人参・・1㎝厚さの輪切り

<作り方>

  1. しらす干しは熱湯をかけて塩抜きをし、すりつぶして湯を加えてのばす
  2. ほうれん草はやわらかくなるまでゆでて冷水にとり、水気を拭き取りすりつぶす
  3. 人参は大きいままやわらかくなるまでゆでてすりおろす
  4. 器に10倍がゆを盛り、(1)・(2)・(3)をのせる

今回は1回分を作りましたが、しらす干し・ほうれん草・にんじんをそれぞれ多めにペースト状にし、製氷皿やフリーザーバッグなどに入れて冷凍してもよいですね。
その場合は、必ず粗熱をとってから冷凍し、2週間以内には使い切りましょう

いかがでしたか?
離乳食は始まってしまえばあっという間ですが、慣れるまでは大変に感じることが多いかもしれません。
思うように食べてくれない、進まないのが離乳食でもあるので、あまり気負わず、できる範囲で進めていきましょう。

Text by くまこ/食育インストラクター