ハロウィンを楽しもう♪~かぼちゃドーナツ~

日本でも今ではすっかり定着した「ハロウィン」。
今回はハロウィンにピッタリ♪
かぼちゃドーナツのレシピをご紹介します!
またハロウィンの始まりやかぼちゃの栄養についてもお伝えします。

【ハロウィンの始まりは?】

実は歴史は古く、2000年以上前にヨーロッパの古代ケルト民族の収穫祭「サウィン」が起源だと言われています。
ケルトの暦では11月1日が新年で、10月31日は1年の終わりの日であり先祖の霊が家族のもとに戻ってくる日としても信じられていました。
そして、先祖の霊とともに悪霊も一緒にやってくると考えられ、その悪霊から身を隠すため、魔除けの火を焚いたり、仮面をつけたりしていたそうです。
ハロウィンの仮装にはこのような意味があったのですね。
現在は、宗教的な意味合いよりも季節を祝うひとつのお祝いとして、各国でパレードや各地域のイベントのほか、パーティーなどで楽しまれています。

【かぼちゃドーナツ】

<材料(作りやすい分量)> 調理時間:30分
かぼちゃ・・正味150g
卵・・1個
砂糖・・50g
バター・・20g
牛乳・・大さじ2
A薄力粉・・150g
Aベーキングパウダー・・小さじ1

揚げ油・・適量
チョコペン・・適量

<下準備>

  • バターは600Wの電子レンジで40秒加熱し、溶かす
  • Aの薄力粉とベーキングパウダーは合わせてふるう

 <作り方>

  1. かぼちゃは種とワタを取り、所どころ皮をむいてひと口大に切る
    耐熱容器に皮を下にして並べ、ふんわりラップをかけ600Wで4~5分加熱する
    ※竹串をさしてスッと入ったらOK
  2. かぼちゃが熱いうちにフォークでつぶす
  3. ボウルに(2)・卵・砂糖を入れて泡立て器でよく混ぜ、溶かしたバター・牛乳を加え混ぜる
  4. Aを入れてゴムベラさっくりと粉気がなくなるまで混ぜる
  5. 揚げ油を170℃に熱し、(4)を手で丸めて入れ、菜箸で転がしながら3分ほど揚げる
  6. 冷めたらチョコペンでデコレーションをする

ハロウィンなのでジャック・オー・ランタンにしてみました♪


【かぼちゃの栄養?】

かぼちゃには抗酸化作用のあるβ‐カロテンが豊富なほか、ビタミンEやビタミンC、食物繊維、ビタミンB群などが含まれています。
特に注目したいのは「ビタミンACE(エース)」
β‐カロテンは体内に入ると必要な分だけビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を健康に保ったり、免疫力を高めて風邪の予防などに効果が期待できます。
ビタミンEは体の酸化を防いで血管を保護し、ビタミンCは白血球の働きをサポートして病原菌から体を守る働きがあります。かぼちゃにはこれら3つの抗酸化ビタミンが含まれ、相乗効果で免疫力アップが期待できます。
アンチエイジング効果も期待できるので、ママにも嬉しいポイントですね。
さらにβ‐カロテンとビタミンEは、油脂と一緒に摂ると体内での吸収率が高まるので、今回のレシピはこれらの栄養素が効率的に摂取できます。

 【かぼちゃの種類は?】

日本かぼちゃと西洋かぼちゃ、ペポカボチャの3種類があり、現在出回っているのは西洋かぼちゃが主流です。
今回レシピで使用したかぼちゃも西洋かぼちゃです。
ハロウィンのときにジャック・オー・ランタンをよくみかけると思いますが、このくり抜きで使われるオレンジ色のかぼちゃはペポかぼちゃです。
ペポかぼちゃといっても大きさや色、形などさまざまですが、ハロウィンかぼちゃやアトランティックジャイアント、ルージュ・ヴィ・デタンプ、オータムゴールドなどがよく使われています。
これらのかぼちゃは食べられるものもありますが、主に観賞用です。
日本では、ハロウィンの時期になると花屋さんやデパート、ネットショップなどで販売されているので興味のある方はチェックしてみてください。

いかがでしたか?
今年のハロウィンは、家族でかぼちゃドーナツをつくったりお部屋の飾りつけをしたり、お家でパーティーを楽しんでみてはいかがでしょうか♪

Text by くまこ/食育インストラクター