7/10は納豆の日!おいしい納豆を食べよう

古くから日本人に愛されている発酵食品「納豆」。
日本にはさまざまな記念日がありますが納豆にも記念日があることをご存じですか?

 【7月10日は納豆の日】

日本人が納豆を食べ始めた時期ははっきりと分かっていませんが、縄文時代の終わりころにはすでに納豆のようなものがあったのではと言われており、古い時代から親しまれている食品です。
そんな納豆の記念日は、語呂合わせで「なっ(7)とう(10)」と読めることから、7月10日になりました。
また、このほかに1月10日も「糸引き納豆の日」としました。
この納豆の日は当初、関西エリア限定の記念日でした。
関西納豆工業協同組合が関西の納豆消費拡大を目的として作られましたが、1981年に全国納豆協同組合連合会によって、1992年に改めて納豆の日を全国的な記念日としました。

 【いつ食べるのが正解?】

納豆はヘルシーな発酵食品の代表格ですが、朝に食べるべきか夜に食べたほうがよいのか迷ったことはありませんか?
実は、納豆は食べるタイミングによって効果が異なるんです。

●朝に食べるメリット
朝は代謝が上がり胃腸が活発になる時間です。
そのため、朝に納豆を食べると腸内細菌が整いやすくなるというメリットがあります。
納豆に含まれているたんぱく質は、筋肉の材料になるほか、脳の活性化に不可欠なアミノ酸も豊富に含まれているので、午前中の集中力アップや疲労回復にも期待できます。
その上、納豆は便秘改善、血糖値抑制などの効果もあるため、肥満が気になったりアクティブに動く場合は朝、召し上がるのがおすすめです。

●夜に食べるメリット
納豆菌が作るナットウキナーゼの効用は血栓を溶かして血液をサラサラにすることですが、食べる最適なタイミングは夕食後から寝る前の間になります。(抗凝固薬や抗血小板薬を服用している方は、かかりつけ医にご相談ください)
また、睡眠中の身体の修復や回復に必要な栄養をしっかり補えることもメリットです。
納豆に含まれる大豆たんぱく質は、筋肉や肌、髪の修復に使われ、寝ている間に体がしっかりと回復できる環境を整えることが出来ます。
そのほか、納豆にはトリプトファンというアミノ酸が含まれており、これは睡眠ホルモンの「メラトニン」を作る材料になります。
メラトニンにはリラックスを促す効果もあるので、寝つきの悪い人や不眠気味の人におすすめです。
納豆を夜に食べることで、良質な睡眠が期待できます。


【納豆はなぜネバネバしているの?】

納豆の特徴のひとつのネバネバ。
これはどのように生まれるのでしょうか?
納豆を作る際に、大豆に付着させる「納豆菌」。
これがネバネバの秘密です。
蒸したばかりの温かい大豆に納豆菌をつけると、納豆菌は大豆の中にあるたんぱく質を養分にしてどんどん増えていきます。
そのときに、納豆菌が大豆のたんぱく質を分解して「ポリグルタミン酸」や「フラクタン」という粘性成分を作り出すので、あのようにネバネバしているんです。
また、ネバネバした糸を引く納豆だけではなく、糸を引かない納豆も存在しています。
おなじみの糸を引く納豆を「糸引き納豆」といい、引かない納豆を「寺納豆(てらなっとう)」といいます。
塩辛納豆や浜納豆とも呼ばれ、京都の大徳寺納豆や浜松の浜納豆などが有名です。
味噌や醤油に近い深いうま味を持つ食品で、ご飯と一緒に食べたり、料理の調味料としても活用されています。

【ひきわり納豆ってどんな納豆?】

スーパーなどの納豆コーナーに行くと、大粒納豆や小粒納豆のほかに「ひきわり納豆」が陳列されていますよね。
ひきわり納豆は、通常の糸引き納豆を細かくしただけだと思われがちですが、実は大きな違いがあるんです。
糸引き納豆は、大豆を蒸してから納豆菌をかけて発酵させます。
一方、ひきわり納豆は蒸す前の大豆を細かく刻んで皮を取り除き、そのあと発酵させるという違いがあります。
そのため、ひきわり納豆は粒が小さく皮も取り除かれているためなめらかな食感で、糸引き納豆よりも消化が早いという特徴があります。
また、ひきわり納豆は糸引き納豆よりもビタミンKの含有量が多く、その差は1.5倍です。
これは、ひきわり納豆の方が表面積が大きく、発酵がより効率的に行われるからです。
ビタミンKは出血した際に血液を固めて止血をする働きや、骨の健康を維持することに関わっています。

いかがでしたか?
ご飯のお供として親しまれている納豆。
7/10はぜひ納豆を食べてくださいね。

Text by あお/食育インストラクター