『食感』を使った、国語の授業

八王子市立中山小学校では、4年生の国語の単元「新しい言葉、伝わる言葉」で、『食感』を題材にした授業を行いました。

食育は、さまざまな教科と連携させた授業が可能です。八王子市立中山小学校では、4年生の国語の単元「新しい言葉、伝わる言葉」で、『食感』を題材にした授業を行いました。日本の食文化の豊かさの指標の一つである、『食感』を取り上げることで、日常に生かすことができる表現力や、言葉の力を育むことができます。

授業ではまず、何かを食べている子どものイラストに「バリバリ」という擬音語を提示し、何を食べているかを考え、音から想像を広げていきました。「せんべい」が挙がったところで、せんべいの硬さを表すいろいろな言葉を考えて発表します。グループで話し合うと、人によって感じ方や表現に違いがあることもわかります。「カリッ」「ポリポリ」「ゴリゴリ」「ザクザク」「フニャ」など、挙がった言葉をカタカナで短冊に書き、黒板に貼っていきます。

「カリッ」「ポリポリ」「ゴリゴリ」「ザクザク」「フニャ」など、挙がった言葉をカタカナで短冊に書き、黒板に貼っていきます。

次に、発表された言葉をせんべいが硬く感じる順に並び替え、理由を説明します。まる(半濁音)やてんてん(濁点)があるかないかで、硬さの感じ方が違うんだ、ということに子どもたちは気づいていきます。

最後に、この日の給食メニューから、食感のイメージを考えます。揚げたせん切りポテトが入っている「ポテチサラダ」については、「パリパリ」など、さまざまな意見が挙がりました。料理の「おいしさ」の表現にも、食感が大きく関係していることを知っていきます。

食は、日常であり、長い歴史を通した体験を伴っています。そして『食感』には、日本の食文化の歴史があります。当然、そこに豊かな「言葉」の世界があります。国語の時間に、食に関わる言葉を取り上げてみることで、子どもたちに身近な言葉の世界が広がり、表現力が身についていくのです。

(月刊「学校給食」2014年6月号『拝見!食の指導案』、7月号『国語と関連付た食の授業とは』より)

(配信元:有限会社 全国学校給食協会)