
江東区の小学4〜6年生を対象に、「食と科学のふしぎ」を体験する実験講座を開催しました。
内容冷凍庫を使わずにシャーベットを作る実験と、ふわふわのパンケーキ作りを通じて、身近な食材にひそむ科学現象を学びました。

本講座には、2週間の募集期間中に85名の応募があり、
抽選で選ばれた24名の児童が参加しました。
◆前半:冷凍庫なしでシャーベット作り!
氷と塩を使って、冷凍庫を使わずにシャーベットを作る実験に挑戦!
「どうして氷に塩を入れると温度が下がるの?」という疑問を出発点に、子どもたちは温度計の数字に注目しながら真剣な表情で取り組みました。

氷の結晶を見つけると、「見て見て!」と他のグループの子どもたちが集まるなど、会場は終始わくわくした雰囲気に包まれていました。
完成した瞬間には、「やったー!」「すごい!」という歓声が上がり、達成感いっぱいの笑顔が並びました。
少しづつ結晶ができ、シャーベットになりました。
● シャーベット作りのレシピはこちら
◆後半:ふわふわパンケーキの”ふくらむひみつ”
続いては、ふわふわのパンケーキ作りを通して、「なぜパンケーキはふくらむのか?」を探究。

材料を確認しながら、膨らませる“もと”を自分たちで予想し、
ベーキングパウダーや重曹のはたらきを実験で確認しました。
重曹と酸性の材料を混ぜたときにブクブクと泡が発生すると、思わず「おおーっ!」と歓声が。
焼きの工程では、生地にできる小さな気泡の変化をじっくり観察し、丁寧にひっくり返す様子に、集中力と工夫が光っていました。

仕上げのトッピングでは、子どもたちの個性がキラリと光る盛り付けが続出!
自分たちで作ったシャーベットとパンケーキをおいしく味わい、楽しい時間となりました。
● パンケーキのレシピはこちら
◆ 学びと発見が詰まった、夏の2時間
最初は少し緊張していた子どもたちも、グループで協力しながら活動を進めるうちに自然と打ち解け、会場にはたくさんの笑顔が広がりました。
配布した資料に熱心にメモをとりながら「自由研究にする!」と話す子や、「帰ったらお母さんに見せる!」と嬉しそうに話す子も
五感を使って楽しみながら学べる、発見と感動に満ちた夏のひとときとなりました。





