脂肪燃焼にも働く?コーヒーの健康効果!

生活習慣病予防にも?コーヒーの健康効果!

嗜好品と言われるほど、コーヒーは好き嫌いがはっきり分かれる飲み物です。
好きな方であれば、朝の目覚めに1杯、食後に、ほっと一息入れたいときなど欠かせないことも多いはず・・・。
飲まない方は、コーヒーの苦みを好まなかったり、カフェインを気にしているなどをよく耳にします。
確かにカフェインの摂りすぎは体に良くありませんが、過剰に飲み過ぎなければ問題ないと言われています。
そんなコーヒーには毎日適量飲むことで、健康効果が期待できるようです!

【コーヒーが脂肪燃焼に働く?】

最初にも書いたように気にする方が多いカフェインですが、カフェインには脂肪分解酵素であるリパーゼを活性化させる働きがあります。
リパーゼが体の中に貯蔵されている脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解し、脂肪酸を血液中に放出して、それをさらに筋肉に送り込みます。
そしてそれがエネルギーとして消費されます。
これが脂肪燃焼です。
つまり、カフェインによって体内の脂肪が分解されやすい状態になるのです。
より効率よく脂肪を燃焼するためには、運動する前後に飲むといいと言われています。
他にも研究段階ではありますが、食事の前にコーヒーを飲むと食欲が抑制されるという説もあるようです。
また、他にも覚醒効果による眠気覚ましや集中力を高める働きや、血行を促して筋肉疲労の回復が期待できます。

【生活習慣病予防に期待!】

コーヒーには、抗酸化作用を持つポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が含まれています。
クロロゲン酸はカフェインの含有量よりも多く、コーヒーの褐色や苦味、香りのもととなっています。
コーヒーががんや糖尿病、動脈硬化などの予防に有効であるという研究成果が相次いで報告され、その効果にクロロゲン酸などのポリフェノールが持つ抗酸化作用が寄与しているのではないかと言われています。

【ポイントは1日に摂るカフェインの量】

体に良いからと言って何でも取りすぎてはいけません。
2つの成分を紹介しましたが、1日の摂取量を気にしていただきたいのはカフェインです。
カフェインには中毒性があり、摂りすぎると依存症状が現れることがあります。
毎日適度な量を飲むことでコーヒーのより良い効果が期待できるでしょう。
カフェインの摂取量は、成人で1日300~400mgです。コーヒー1杯(200ml)に含まれるカフェインは、80~120mgですので基準としてコーヒーを3杯飲むと良いでしょう。
また、妊婦の方はお腹の赤ちゃんに影響し、流産の危険があるため、カフェイン摂取量は1日100mg以下ですので、気を付けてくださいね。
コーヒー好きの妊婦さんには、カフェインレスのコーヒーがおすすめです。
カフェインの効果は得ることはできませんが、リラックス効果には期待できそうです☆

Text by ざわちゃん/食育インストラクター