罪悪感なし!?自分で作る「低エネルギー」なおやつ

テレビやSNSなどでおいしそうなスイーツを見て、「これ食べたい…!」と思った経験、皆さんもありますよね?
今回は、「体重が気になる…。でも食べたい!」。
そんな方におすすめのおやつレシピをご紹介します♪

まずはこちら!

【ほうじ茶のパンナコッタ】

<材料(2人分)> 調理時間:25分(冷やしかためる時間は除く)
粉ゼラチン・・小さじ1
冷水・・大さじ1
A牛乳(低脂防)・・50ml
AラカントS・・大さじ1・1/2
ほうじ茶の茶葉・・7g
豆乳・・50ml
生クリーム(乳脂肪36%のもの)・・50ml
黒糖・・10g
水・・小さじ2
お好みのフルーツ・ミント・・お好みで

<作り方>

  1. 粉ゼラチンは分量の冷水にふり入れ、15分ほどふやかす。
  2. 鍋にAを入れて中火にかけ、沸々としてきたら茶葉を加えて火を止め、ふたをして5分蒸らす。
    (1)を加えて余熱で溶かし、完全に溶けたらザルでこして粗熱を取る。
  3. (2)に豆乳・生クリームを加えてよく混ぜ、器に流し入れて冷蔵庫で冷やしかためる。
  4. 耐熱容器に砕いた黒糖と水を入れ、600wの電子レンジで1~2分加熱する。
  5. (3)に(4)の黒蜜をかけ、お好みでフルーツやミントを添える。

<ここがポイント!>
すべて生クリームで作るのではなく、半量は豆乳にしました。
また、乳脂肪分が低めの牛乳や生クリームを使うことで、カロリーと脂質をカットできます。

<栄養価(1人分)>
エネルギー:133kcal たんぱく質:3.9g 脂質:9.7g
炭水化物:14.3g 塩分:0.1g


続いては、アメリカで大流行したフローズンスイーツ、「ヨーグルトバーク」をご紹介します!
「バーク」とは木の皮のこと。
木の皮のような板状のものをバキバキと手で割って食べることから、その名前がついたようです。
材料はとてもシンプル♪

【ヨーグルトバーク】

<材料(4人分)> 調理時間:25分(ヨーグルトの水切り・冷やしかためる時間は除く)
プレーンヨーグルト・・400g
はちみつ・・大さじ2
キウイやオレンジ、ブルーベリーなどのお好みのフルーツ・・適量

<作り方>

  1. ボウルにザルをのせてペーパータオルを敷き、ヨーグルトを入れる。
    ラップをかけて冷蔵庫に入れ、半量くらいになるまで半日ほど水切りする。
  2. フルーツは食べやすい大きさに切る。
  3. (1)にはちみつを加えてよく混ぜる。
  4. クッキングシートを敷いたバットに(3)を流し入れ、ゴムベラで平らにする。
  5. カットしたフルーツをのせ、軽く押してヨーグルトに埋め込む。
    冷凍庫で冷やしかためる。
  6. しっかり凍らせたら好みの大きさにカットする。

<ここがポイント!>
ヨーグルトは水切りすることで濃縮されます。
その結果、ヨーグルト本来の爽やかな酸味はそのまま残しつつも、まろやかでコクのある味わいが楽しめます。

<栄養価(1人分)>※トッピングのフルーツは除く
エネルギー:82kcal たんぱく質:3.2g 脂質:3.1g
炭水化物:11.3g 塩分:0g

【『ダイエット中=甘い物は禁止!』ではない!】

ダイエット中は、食べたい物を我慢し過ぎるとストレスがたまり、かえって暴食してしまうことも…。
しかし、甘い物はまったく食べてはいけない訳ではなく、ポイントをおさえて食べる分量を考えればOKです♪

そのポイントがこちら!

●脂質が少ないもの
「甘い物が太る」と思われているのは、この“脂質”が原因!
生クリームやカスタードクリームなどのクリーム系、バターをたっぷり使った焼き菓子など、「スイーツ」と言われて想像するものには、脂質がたくさん含まれていることが多いです。
脂質は、体の中でつくることができない必須脂肪酸が含まれており、細胞膜の成分やホルモンの材料などになっています。
しかし、その一方で、活動するためのガソリンとして消費されにくく、中性脂肪に変換されやすい栄養素でもあります。
また、1gあたりのカロリーが9kcalもあり、太りやすいイメージのある糖質(1gあたり4kcal)と比べて2倍以上にもなるため、脂質の摂り過ぎには注意が必要です。

●食物繊維が摂れるもの
食物繊維は、腸内環境を整えて便秘予防に役立ちます。
また、食事の後に分泌され、『肥満ホルモン』とも呼ばれるインスリンの分泌を抑え、脂肪の蓄積を防いでくれる効果も期待できます。
その点で言うと、寒天やフルーツなどを使ったスイーツはおすすめですね♪

●噛み応えがあるもの
噛むことは、食べ物本来のおいしさを感じることができるだけでなく、満腹中枢が刺激され、食べ過ぎ防止になります。
口溶けなめらかなフワフワスイーツも魅力的ですが、よく噛んで食べるよう心がけましょう!

甘い物は、適度に食べるとリラックス効果にも繋がります。
皆さんも、ご自身なりの甘い物とのつき合い方を考えてみてくださいね♪

Text byろい/食育インストラクター