さっぱり爽やかなシソの魅力とは?

日本の代表的なハーブである「シソ」
その爽やかな香りは香味野菜の中でも人気があり、多くの料理に付け合わせとして重宝されています。
でも実は付け合わせだけではもったいない!!
シソには体に嬉しい効果がいっぱい詰まっているのです♪
そこで今回はシソの魅力に迫ります!

【これからの時期、特に注目したい!殺菌作用

シソの独特な香りはペリルアルデヒドによるもので、抗菌作用防腐効果があります。
刺身のつまやあしらい、薬味に欠かせないのはこのためです。
食中毒が気になる季節だからこそ、お弁当などにもぜひシソを活用しましょう。
ペリルアルデヒドは刻むことで香りが引き立ち、薬効もアップするため、刻んでおにぎりや肉料理に混ぜ込んだりすると効果的です。
また同じく抗菌作用のある梅干しや酢などと合わせて加えるのもよいでしょう。

【アレルギー症状を軽減!?

赤ジソに含まれるポリフェノール類にはアレルギー症状を緩和する効果があります。
中でもロスマリン酸ステロイド剤にかわる副作用のないアレルギー軽減物質として今注目されています。
ロスマリン酸は青ジソより赤ジソの葉の抽出液の方が、効果が大きいとされています。
赤ジソがスーパーで出回るこの時期!
アレルギーでお困りの方は、赤ジソジュースを作ってみてはいかがでしょうか?


【まだまだある期待したい栄養素

シソはβ-カロテンの含有量が野菜の中でもトップクラス!!
β‐カロテンは口や鼻の粘膜、肌や髪などを健康に保つ働きがあるほか、強い抗酸化作用もあるため、老化防止に役立ちます。
β‐カロテンは脂溶性ビタミンなので、油との相性が抜群
油を使う炒め物や揚げ物などと一緒に摂ることで体内への吸収率を高めてくれます。
骨や歯を丈夫にするカルシウムや貧血を予防する、むくみを解消するナトリウムなど体に嬉しい効果もいっぱいです。

脂っこいお料理にシソをプラスするだけで、グッと美味しくなりますよね♪
旬の今こそシソをたくさん料理に使ってみてはいかがでしょうか?

Text by くまこ/食育インストラクター