【沖縄のカフェより】昔ながらのゴーヤチャンプルーはこうやって作る!

昔ながらのゴーヤチャンプルーはこうやって作る!

はじめまして。
フードスタイリスト/食育インストラクターの吉岡久美子と申します。
以前は東京で雑誌や料理本、食品メーカー広告のメニュー開発やスタイリングの仕事をしていたのですが、3年ほど前に沖縄に移住してきました。

現在は、東京や沖縄でフードスタイリストの仕事もしつつ、沖縄で地元の食材を使った体にやさしい料理を提供する「オハナ食堂」というカフェをしています。

オハナ食堂
オハナ食堂店内

沖縄では、食材も料理も独特なものが多く、毎日が新しい発見の連続!!
市場で新しい食材を見つけてはいろいろと料理してみたり、食べたことのない料理に挑戦してみたりと、ワクワクドキドキしながら生活しています。

そんな中で一番衝撃的だったのは「ゴーヤーチャンプルー」
いまや、スパムなどのポークランチョンミート、豚薄切り肉を使ったもの等、いろいろなレシピがありますが、やっぱり豚バラ肉をかたまりのまま茹でてから使う昔ながらのゴーヤーチャンプルーの味は格別!!
今回はそのポイントをご紹介します。

(1)豚バラ肉(沖縄では皮付きで売ってる!)はまるごと50分ほど茹でる。茹でることで余分な脂が落ちてヘルシーに。また、茹でてから保存することで、生よりは長持ちするという昔の人(冷蔵庫がなかった時代)の知恵。

豚バラ肉

(2)ゴーヤーはけっこう薄め(2mmぐらい)に切り、軽く塩をふっておく。ゴーヤーのビタミンCは熱に強い! また、ワタには皮身の約3倍のビタミンCが含まれているので、種を取って天ぷら等にして食べるのもオススメ。

ゴーヤー

(3)島豆腐(沖縄では袋に入れられて売ってる!)は手でちぎって焼き色をつけて取り出す。ちなみに島豆腐の水きりは表面をキッチンペーパーで拭く程度でOK!重しをすると島豆腐はおいしくなくなるので注意!
島豆腐

(4)短冊切りにした豚バラ肉、ゴーヤーを炒めて塩で味つけし、島豆腐を戻し入れて最後に溶き卵を加えて炒め合わせれば完成!

昔ながらのゴーヤチャンプルー

今回は沖縄のやちむん作家、山田義力さんの器に盛りつけました。
今年の夏は、ぜひ昔ながらのゴーヤーチャンプルーに挑戦してみてくださいね!

吉岡久美子
Text by 吉岡久美子(フードスタイリスト、食育インストラクター)

沖縄と東京で、雑誌や料理本、広告等のメニュー開発やスタイリングを手がける。沖縄でカフェ「オハナ食堂」をオープンし、琉球料理を研究中。
http://carabara.com/