餃子やレバニラで大活躍!ニラを食べてスタミナアップしよう!

ニラは、薬用として「古事記」にも記載されている、歴史ある野菜です。
今回はアジア限定の薬草とも言われる、「ニラ」についてのお話です。

【ニラと黄ニラ、どう違う?】

中国料理でよく目にする黄ニラ
通常の緑色のニラよりも柔らかく、甘味があります
実は、緑色のニラと黄ニラ、同じ品種だということをご存知でしょうか?
ニラの葉には、緑の色素と黄色の色素が含まれており、太陽が当たると光合成をして緑の色素が増え、葉全体が緑色になります。
しかし、全く光を当てずに栽培すると光合成をせず、緑の色素が一切増えないため、葉が黄色になります。
同じ品種なのに、味わいも食感も異なるなんて面白いですね。


【ニラの注目すべき栄養価】

●アリシン
ニラの香り成分であるアリシンには、ビタミンB1の吸収を高め、糖質の代謝を促進する働きがあり、疲労回復やスタミナアップに役立ちます。
アリシンは根元の方に多く含まれているので、切り落とし過ぎないよう注意しましょう。

●β-カロテン
葉の緑の部分には、抗酸化作用のあるβ-カロテンが多く含まれています。
β-カロテンは体内でビタミンAに変化し、皮膚や粘膜の健康維持に役立ちます。

ニラが主役の定番料理の1つである、レバニラ炒め。
これは、

  1. ニラのアリシンが、レバーに豊富なビタミンB1の吸収を高める
  2. ニラのβ-カロテンが、炒めて油と一緒に摂ることで吸収率がアップする

という、とても栄養的に効率の良い組み合わせと言えます。
ニラは鮮度が落ちやすいので、購入後は水で湿らせた新聞紙で包み野菜室で保存し、早めに使い切るようにしましょう。
鍋や餃子はもちろん、胡麻和えや味噌汁、チャーハンなどにしても美味しく頂けるニラ。
ぜひ、ご家庭でご活用下さい!

Text by ろい/食育インストラクター

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