今が旬!カリンの魅力とは!?

咳止めやのどの炎症に効果のある「カリン」
のど飴でもよくみかけますよね!
熟すと強い芳香を発しますが、実がかたく、渋味が強いので生食には向きません。
そのため、ジャムや砂糖漬け、果実酒、ゼリーなどに利用されています。
今回はそんなカリンの魅力に迫ります♪

【カリンの仲間!?

カリンの旬は10~12月で、中国原産のバラ科ボケ属と分類されていましたが、現在はカリン属の1属1種とされ、この属名で使用されることが多いようです。
カリン同様、芳香が強く、生食には向かないことなどが似ている「マルメロ」と混同されやすいのですが、まったくの別物
「マルメロ」はイランやトルコ周辺原産で、バラ科のマルメロ属です。
カリンとの見分け方はうぶ毛の有無で、「マルメロ」は表面がうぶ毛で覆われており、カリンにはうぶ毛がありません。
また、カリンはだ円形、「マルメロ」は円形ないし洋なし形でゴツゴツしています。
ちなみに「マルメロ」の名はポルトガル語で、「マーマレード」の語源とも言われています。
また、カリンは空海(弘法大師)が中国から持ち帰った果物という記録が残されています。
821年、空海が香川県にある「満濃池」を構築するため、矢原正久の屋敷に滞留した際、記念にカリンを御手植され、現在も2代目とされるカリンがあるそうです。


【咳止めだけじゃない!優れた効能とは!?

かりんに含まれるビタミンCはメラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防いで美しい肌へと導いてくれます。
また、サポニン・タンニン・リンゴ酸・クエン酸などの有機酸を含み、収れん効果により肌が引き締まります
さらに、クエン酸は乳酸などの疲労物質を素早く分解し、疲労回復に役立つだけでなく、代謝を活発にして冷え性の原因である血行不良を改善し、むくみを解消してくれます。
カリンに含まれるポリフェノールのひとつに、インフルエンザウィルスを抑制する効果があるという研究結果も発表されています。
カリン酒やシロップ漬けを作っておけば、これからの時期、インフルエンザ対策にも一役買ってくれそうですね♪

Text byくまこ/食育インストラクター