沖縄・究極のインスタントスープ「カチュー湯」とは!

沖縄・究極の インスタントスープ「カチュー湯」とは!

沖縄のスーパーでは、大容量のかつお節がたくさん並んでいるのですが、それもそのはず沖縄県はかつお節の消費量が日本一多く、全国平均のなんと4倍も消費しているそう!
沖縄料理は醤油や味噌で味付けしたものが少なく、豚とかつお節からとった出汁をベースにした料理が多いのですが、この出汁の味がしっかりしているため、自然と塩分が控えめに
これが沖縄の長寿の秘訣のひとつだと言われています。

そんな沖縄から今回は「カチュー湯」というスープをご紹介します。
「カチュー」は沖縄の言葉でかつおのことで、「カチュー湯」を漢字で書くと「鰹湯」になり、風邪や二日酔いの時などに飲まれることが多いそうです。

作り方は、とってもカンタン!
器に削り節と味噌を入れて、熱湯を注ぎ、ふたをして1〜2分置き、 そっと混ぜるだけ!
かつお節とみその旨味と香りがダイレクトに感じられ、体にしみ渡ります。
ねぎや卵などの好みの具を加えたり、 みその代わりにしょうゆを使われる家庭もあるようです。

沖縄・究極の インスタントスープ「カチャー湯」とは!

ちなみに沖縄でよく見かける削り節は、分厚い荒削りのものが多いのですが、 花がつおとか、パックのかつお節でも大丈夫です。

沖縄・究極の インスタントスープ「カチャー湯」とは!

ちょっと前にマイブームだった「みそ玉」もこのカチュー湯と基本は同じ。
みそ大さじ1とかつお節1袋(3g)、万能ねぎの小口切り・しょうがのすりおろし各少々を混ぜてラップで包み、食べる時に熱湯を注いで好みの濃さにして飲んでいました。
こちらはピクニックや出張の時などにもオススメです。

沖縄・究極の インスタントスープ「カチャー湯」とは!

これからの忘年会やパーティーシーズンの忙しい時、 風邪気味の時、疲れた時、二日酔いの時などに大活躍しそうですね!
是非、お試しください。


吉岡久美子
Text by 吉岡久美子(フードスタイリスト、食育インストラクター)

沖縄と東京で、雑誌や料理本、広告等のメニュー開発やスタイリングを手がける。沖縄でカフェ「オハナ食堂」をオープンし、琉球料理を研究中。
http://carabara.com/

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