子どもと一緒に魚をキレイに食べよう♪

大人でも焼き魚をキレイに食べるのってけっこう難しいですよね?
切り身であれば骨も少なく、身がほぐしやすいですが、サンマなど頭と尾びれが付いた焼き魚はなかなか手ごわい!!
苦手意識を持っている方も多いのでは?
そこで今回は秋の味覚、サンマを上手に食べられるコツをお伝えしたいと思います。
ポイントは3つ!!
子どもにとっては上級編ですね。

【ポイント】

①身の中心(中骨の真上)に箸で切り目を入れる。

②頭から尾に向かって左から右へと、一口大に身を塊にして外す!!
身をあちこち箸でつっついてしまうと細かく散らかり、皿の上が汚れてしまいます。

③まず上身から食べ、終わったら頭や中骨を左手でおさえ、中骨と下身の間に箸を入れ、左から右に箸を滑らせ尾を持ち上げる!!
そうすると中骨がすっと外れます。
そうして下身を食べます。
この時、魚を裏返すようなことはしないでくださいね!
マナー違反です!

魚を手で押さえたりするので、食べる時にお手拭きを食卓に用意しておくとよいですね。
ワタや皮を残す場合は、皿の左奥の1か所に集めるようにしましょう。
そうすると皿の上が散らからず、見た目良しです。

 


【サンマの栄養】

サンマは良質のたんぱく質をはじめ、貧血予防に働く鉄や免疫力を高めるビタミンA、骨や歯を強くするカルシウムとその吸収を高めるビタミンDが豊富に含まれています。
さらに不飽和脂肪酸には脳を活性化させ学習能力の向上に役立つDHA血液をサラサラにして、コレステロール値を下げるIPA(EPA)が含まれています。
焼き魚にした際にはぜひとも脂も一緒にしっかり食べていただきたいです。

今回はサンマの食べ方をお伝えしましたが、子どもたちにとってはちょっとハードルが高かったかもしれませんね!
まずはお箸が上手に使えないと難しいです。
サバ・カレイ・ほっけなどは小骨が少なく、身ばなれが良いので、そこからスタートするとよいでしょう
最初は難しいかもしれませんが、徐々に上達し、キレイに食べられるようになれば達成感を得ることができます。
楽しみながら始めてみてください♪

Text by くまこ/食育インストラクター