赤ちゃんに食べさせてはNG&注意したい食べ物

離乳食が始まってお母さんが一番気になることといえば、「コレって食べられる??」
赤ちゃんにとっては未知の世界!
正しい知識を身につけておけば安心です。
そこで今回は赤ちゃんに食べさせてはNG&注意したい食べ物をまとめてみました。

【喉に詰まりやすい食材】

・ナッツ類、豆類、ミニトマトなどの小さく丸いもの
・こんにゃくゼリー、おもち、のりなどの噛み切りづらいもの

これらの食材は気道を塞いで窒息する恐れがあります
月齢に合わせた大きさに刻んで与えてあげて下さい。
ただし、おもちは3歳ごろから食べさせた方が安全です。

【アレルギーを引き起こす恐れがある食材】

・卵、乳、小麦、えび、かに、そば、落花生など
乳児の三大アレルゲンは「鶏卵」、「牛乳」、「小麦粉」。
これに加え、えび、かに、そば、落花生、あわび、いか、いくら、オレンジ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチンも注意したい食材です。
また、大豆は豆腐やきな粉、味噌などの加工品が多いので気を付けましょう。

初めて食べる食材をあげるときはアレルギーが出た場合を考え、かかりつけの病院に行きやすい曜日と時間帯を選びましょう
一般的には平日の午前中にあげるのがよいようです
また、少量なら食べられる食品も、たくさん食べるとアレルギー反応を起こす場合があります。
初めて食べる食品は一日ひと口からスタートするようにしてください
また、乳児期に勝手に食物除去をすると栄養バランスが崩れ、発育や発達に悪影響が生じる場合があります。
専門医の的確な診断に基づいて食物アレルギーの原因となる食物を把握し、それから最小限の食物除去を行いましょう。
食物アレルギーと診断されても成長とともに消化能力や免疫能力が高まることで小学校入学までには食べられるようになる子ども多くいます。


【食中毒を引き起こしやすい食材】

・貝類、魚類などの生もの
・はちみつ

赤ちゃんはまだまだ消化器官も未発達で抵抗力も弱く、生ものは食中毒の可能性があるため与えないでください
野菜を含め、魚や肉などじゅうぶんな加熱が必要です。
ご家庭の判断にもよりますが、基本的には3歳頃の幼児食から少しずつ食事に取り入れることをおすすめします。
はちみつは「乳幼児ボツリヌス症」を発症する恐れがあるため、厚生労働省から「1歳未満の乳児にはちみつを与えないように」と注意勧告が出されています。
「乳児ボツリヌス症」は死に至る危険性のある恐ろしいものです

【塩分・糖分・味の濃いもの】

干物やかまぼこなどの加工食品は塩分が多いので控えめに
腎機能の未熟な乳幼児に塩分の高い食事を与えると腎臓に負担がかかり、脱水や発熱を引き起こすなどの症状が現れます。
また塩分・糖分の高い食事に慣れてしまうと薄味を食べないだけでなく、肥満の原因にもなります。
できるだけ薄味を心がけましょうね。

【にんにく・とうがらし・明太子・キムチなど】

刺激が強いのである程度大きくなるまで避けてあげて下さい。

みなさん参考になりましたでしょうか?以上に注意し、楽しんで離乳食を進めて下さい。

Text by くまこ/食育インストラクター