野菜の高騰が続いていますよね…。
だからといって、野菜を食べないわけにはいかない!
そこで今回は、「野菜まるごと冷凍術」をお伝えします。
野菜はお得なときにまとめ買いし、そのまままるごと冷凍しちゃいましょう♪
冷凍しておけば、好きなときに使えて食材を無駄なく使い切れるので食費の節約にもなります。
野菜は生のまま冷凍すると味が落ちると思われがちですが、それは冷凍や解凍の仕方が悪いのかも!?
多くの野菜が生のまま冷凍でき、面倒な下ごしらえなしで凍ったまま調理可能です!
【冷凍に不向きな野菜は?】
トマトやレタスなど水分の多い野菜は食感が変わるため、注意が必要。
スープなどの食感が気にならない料理がおすすめです。
また人参や大根、ごぼうなど繊維質の野菜は、解凍したときに繊維のまわりの組織が空洞化して筋っぽく感じます。
大きめに切って切断面を少なくすることで筋っぽい食感になりません。
ごぼうなど千切りにしたい場合は炒めてから冷凍する方がベター。
【冷凍する時のポイント】
野菜は新鮮なうちに水気と空気を遮断して素早く凍らせましょう。
まるごとなら切り口がないので冷凍しても傷みにくく、保存袋に入れるだけなので簡単♪
- 野菜は洗って水気を拭きとり、ラップに包む。(ほうれん草などの葉野菜は3~4cm長さに切る)
- 冷凍保存用袋(なければポリ袋でもOK)に入れ、できるだけ空気を抜く。
- 平らにして冷凍庫に入れる。
※金属製バットなどがあればその上にのせると冷凍までの時間が短縮できます。
調理の際は、凍ったままでOK!
玉ねぎや里芋など皮のある野菜は凍ったまま水に1分ほど浸して皮をむいてください。
表面の氷が溶けて皮がツルッと簡単にむけます。
【冷凍するメリット】
●面倒な下処理がない
皮をむいたり、切ったり、ゆでたり…など基本面倒な下処理は必要ありません。
ただし、キャベツやブロッコリー、大根などの大きな野菜はカットしてから冷凍しましょう。
使う際は必要な分だけ取り出せ、調理するときに便利ですよ。
●栄養をキープ、長期保存できる
冷蔵庫では野菜の鮮度がどんどん失われていきますが、冷凍することでほとんどの野菜は3週間~1カ月ほど保存可能。
冷凍することで栄養をキープでき、おいしさを長く楽しめます。
●もっとおいしくなる
皮のある野菜はそのまま冷凍するので鮮度が落ちず、おいしさもキープできます。
また冷凍すると野菜の繊維が壊れるため、味がしみ込みやすくなり、野菜本来の甘みやうまみが出やすくなり、苦味が和らぎます。
【まるごと冷凍野菜の注意】
解凍後の野菜の再冷凍は味が落ちるのでNG。
1回で使い切るようにしてくださいね。
また、解凍したものをそのままお弁当に入れるのは避けましょう。
腐敗の原因になります。
解凍したものをそのまま食べる場合は、すぐに食べる料理にしましょう。
【冷凍トマトときゅうりの和え物】
<材料(2人分)> 調理時間:10分
冷凍トマト・・1個
冷凍きゅうり・・1本
サラダチキン・・1パック
Aポン酢・・小さじ2
Aごま油・・小さじ1/2
Aしょうが汁・・少々
白いりごま・・小さじ1/2
<作り方>
- 冷凍トマトは1分ほど水に浸し、皮をむいてヘタを取り、食べやすい大きさに切る。
- きゅうりはスライサーで薄切り(包丁で薄切りにする場合は室温で5分ほどおく)にし、水気をしぼる。
- ボウルにAを合わせ(1)・(2)を和える。
- 手でほぐしたサラダチキンを(3)に加え和える。
- (4)を器に盛り付け、白ごまをふる。
サラダチキンをカニカマや竹輪にかえてもOK!
これから暑くなる季節におすすめのおかずです。
いかがでしたか?
野菜のまるごと冷凍は面倒な下処理を省けるのでズボラな私にピッタリでした。
旬の栄養とおいしさをキープできるのなら使わない手はありませんね。
ぜひ皆さんも挑戦してみてください。
Text by くまこ/食育インストラクター