食物アレルギー対応レシピ~乳・および乳製品、卵不使用 ポテトサラダ~

食べ物によるアレルギーがあると、みんなと同じものが食べられないことも少なくありません。
今回は、乳・乳製品、卵にアレルギーを持つ子も、そうでない子も一緒に食べられるポテトサラダのレシピをご紹介します。

【食物アレルギーとは】

食物アレルギーは原因となるたんぱく質を含む食品を食べることによって起こります。
主な症状としてはかゆみ・じんましん・咳・荒い息遣い・目の充血・くしゃみ・粘膜などの腫れ・腹痛・嘔吐・下痢などのどれか、または複数が現れることが多いです。
自分の状態をうまく伝えることが出来ない乳幼児が初めての食材を食べるときや、食べたことがあったとしても、体調不良前後の食事の際はいつも以上に気にかけてあげましょう。
また症状が強く出るとアナフィラキシーを起こし、アナフィラキシーショックなどの命に関わる状態となることがあります。
意識混濁など、明らかにおかしい場合は、迷わず救急車を呼ぶことも大切です。

【商品を買うときは出来るだけ確認を】

同じ商品であっても、メーカーによって含まれる材料が違いますし、製造時期によっては普段買っているメーカーであっても、材料の変更があることも考えられます。
また商品自体にアレルゲンとなる食材は使っていないけれど、同じ空間でアレルゲンとなる材料を使った商品を作っている場合や、材料となる食材がアレルゲンとなる食材と同じ環境で収穫された、エサとして食べていたということがあります。
これらは専門用語で混入などを意味するコンタミネーションといいますが、意図せずアレルゲンが付着してしまう可能性がある商品には、「本工場では○○を使った商品と同一ラインで製造しています。」や「本品は○○や○○の生息する場所で収穫されています。」のように記載されているものがあります。
しかし、この表示は義務化されていないので、わからない場合はメーカーに問い合わせてみることも大切です。

それではレシピのご紹介です。


【卵・乳および乳製品を使用していないポテトサラダ】

見た目は普通のポテトサラダとほとんど変わらないですが、さっぱりとして食べやすい味です。

<材料(作りやすい分量)> 調理時間:30分
じゃが芋・・3個
A酢・・小さじ2
A塩・・小さじ1/4
A砂糖・・小さじ1/2~

きゅうり・・1/2本
玉ねぎ・・1/4個
人参・・1/6本
ロースハム・・2枚 ※卵・乳不使用品

B豆乳(成分無調整)・・大さじ2
B酢・・大さじ1
B白みそ・・小さじ1
B塩・・小さじ1/4
Bこしょう・・少々
B植物油・・大さじ1

粗挽き黒こしょう・・お好みで

<作り方>

  1. じゃが芋は皮をよく洗い、まるごと蒸し器か電子レンジで加熱する
    竹串がスッと刺さるくらいまでしっかりと火が通ったら、熱いうちに皮をむいてボウルに入れ、粗めにつぶして合わせたAを全体にかける
  2. きゅうりは所どころ皮をむき、2mm厚くらいの輪切りにして塩(分量外・少々)で軽くもみ、しっかり水気を拭き取る
  3. 玉ねぎは長さを半分に切り、ごく薄いスライスにして塩水(1%)に15分ほど放つ
    時間になったら、しっかりと水気をしぼる
    ※玉ねぎを切るときにスライサーなどがある場合はそちらを利用してもよいです
    人参は2mm厚くらいのいちょう切りにし、熱湯で2~3分ゆでてザルに上げ、しっかりと水気を拭く
    ハムは縦4等分に切ってから、1.5cm幅に切る
  4. ボウルにBを合わせ、泡立て器でよく混ぜる
    (1)のボウルに加えてよく混ぜる
  5. (4)に再度水気を拭き取った(2)・(3)の材料をほぐしながら加え混ぜ、味を見ながら残りのBを加えて調える

<ポイント>

  • じゃが芋はまるごと加熱することで、水っぽくならずホクホクに仕上がります。
    おすすめの品種は男爵系です。
  • 野菜はそれぞれ下処理していますが、すべてを合わせる前に再度水気をしっかりと拭き取ることで、料理全体の仕上がりも変わります。
  • 通常、ポテトサラダを作るときはマヨネーズを使います。
    今回は、乳・乳製品、卵を使わないレシピなので、卵を使っているマヨネーズの代用としてBを作りました。そのため、マヨネーズで作る場合は、Bの調味料は無しにしてください。また、卵を使わずに作った市販のマヨネーズ風ドレッシングを使う場合も、Bは無しで作ってください。

【じゃがいもの栄養】

じゃが芋はでんぷん質が多い食材で、日本の白米のように、主食として食べる国もあります。
そのほかにも、むくみの改善や、高血圧予防が期待出来るカリウム・風邪予防やお肌の調子を整えるのに効果的なビタミンCが豊富です。
ビタミンCは熱に弱いので、本来であれば熱を加える調理法とあまり相性がよくないのですが、じゃが芋のビタミンCは周りをでんぷん質に包まれているおかげで、加熱しても壊れにくいという特徴があります。
またじゃが芋には、お通じを整える食物繊維が入っています。
じゃが芋の食物繊維はペクチンという水溶性の食物繊維で、腸内の善玉菌が増えるのを助けるなど腸内環境を整えてくれる働きがあります。

いかがでしたか。
アレルギーを持つ子も、そうでない子も一緒に楽しい時間を共有できると、家族に笑顔が広がりますね。
ぜひ親子で作ってみてください。

Text by さゆり/食育インストラクター