カラダの内側からシミ対策をしよう!

カラダの内側からシミ対策をしよう!

強い日差しを浴びる機会が多い夏。お肌への負担はとっても大きくなります!
外側からの予防やケアも大切ですが、カラダの内側から効果的な食べ物をとって、内側からもお肌をいたわってあげましょう!

【そもそも『シミ』ってどうしてできるの?】

シミを予防するなら、まず『シミ』が出来るメカニズムを理解することが大切です。
わたしたちの肌は紫外線に当たり続けると、肌が黒くなります。紫外線から細胞を守るためです。
肌が紫外線を感じると「メラノサイト」という細胞が活動し、黒い色素「メラニン」を作り出します。
その「メラニン」がカーテンのような役目を果たし、紫外線を入らないようにするのです。
正常なお肌であれば約1カ月で細胞が生まれ変わり、メラニンはアカになって消えます。
しかしストレスやホルモンバランス、加齢、栄養の偏りなど、さまざまな理由によって新陳代謝が乱れてしまい、『シミ』が出来てしまうのです。

【お肌に効果的な食べ物】

●アスタキサンチン
アスタキサンチンは、カロテノイドの一種で赤い色をしています。
鮭、いくら、鯛、海老や蟹などの赤色をした魚介類に多く含まれています。
抗酸化作用を持つ食材は、たくさんありますが、アスタキサンチンは並はずれた抗酸化力をもっており、ビタミンEの500~1000倍、β-カロテンの約100倍とも言われています。
そんなアスタキサンチンの活性酸素除去効果により、紫外線による肌ダメージを未然に防ぎ、軽減することができると言われているのです!
その中でもアスタキサンチンが多く含まれ、効率よく摂取できる鮭がおススメです。

●リコペン
トマトの赤い色素成分であるリコペン。
抗酸化作用の働きでメラニンの生成を抑制したり、コラーゲンの産生を促進したりと紫外線から肌を守ってくれます。
リコペンは完熟したトマトほど多くなるので、真っ赤なトマトを選びましょう。
また、リコペンは油に溶けやすいので、油を使って炒めたり、煮込んだりすることで効率よく摂取できます。
トマトジュースやピューレなどの加工品を利用するのも良い方法です。

●ビタミンC
抗酸化作用のある水溶性のビタミンで、メラニン色素の生成を抑え、沈着を予防する働きがあり、シミやソバカスを予防し薄くする働きがあります。
また、肌のハリのもとになるコラーゲンの生成に欠かせないビタミンでもあります。
たんぱく質やビタミンEと一緒に取るとより効果的です。
ビタミンCは体内に一定以上は貯蔵できず、2~3時間で排出されてしまうので、こまめに3食に分けて、毎日摂ることが大事です。
ビタミンCを多く含む食品はさまざまありますが、その中でも、じゃがいもやかぼちゃに含まれるビタミンCはでんぷん質で包まれているため、調理しても壊れにくいのが特徴です。


【効果的な食材を組み合わせて食べよう】

さまざまな食材をバランスよく摂ることが、なによりもカラダとココロの健康、そして美容にもつながります。
偏った食事は一番カラダによくありません。
そのことをふまえて、日々の食事を心がけましょう!

今回ご紹介した食材を使って、鮭ハンバーグにトマトソース、つけあわせにはじゃがいもやかぼちゃのソテーを組み合わせてみてはいかがでしょうか?

Text by ナナちゃん/食育インストラクター

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