6月は梅雨の季節!

〈食育まめ知識〉6月は梅雨の季節!

この季節になると梅雨入りもしてジメジメ―っとした嫌な湿度の高さになってきますね。
ところで梅雨って、「梅」「雨」と書きますが、何故梅なのでしょう?

【梅雨は東アジア特有】
梅雨は東アジア特有の雨期で、シトシトと強くない雨が続くのが特徴で、中国では「梅雨(メイユー)」、韓国では「長霖(チャンマ)」と言っています。でも何で梅?と思っていたら共通点を発見!梅って、東アジアにしか生息しない植物だったのです!

【日本の梅雨の由来】
日本で梅雨と呼ばれるようになった理由は、
(1)「露」から連想した。
(2)梅の実が熟し潰れる時期だから「潰ゆ(つゆ)」をイメージした。
(3)カビのせいで物がそこなう「費ゆ(つひゆ)」をイメージした。
という説があります。6月に雨が降るからこそ「梅」という文字が使われるようになったのですね!普段使っている言葉に、私たちが口にしている食べ物とのかかわりがあると思うと、私たちは本当に食べ物に支えられているんだなぁと感じます。
青梅が出回る時期なので、梅酒や梅干しを作りながらジメジメの時期を過ごすのも良いかもしれませんね。

【梅酒の作り方】
青梅……………1㎏
氷砂糖…………500g
ホワイトリカー…1.8リットル

  1. スーパー等で売っている、「梅酒作りに!」的な広告の瓶を消毒します。瓶に熱湯を注ぎ傾けて全体に熱湯を回します。その後キレイな布巾で水気をふき取り、瓶の口を下にして完全に乾かします。水が残っていると雑菌が繁殖してしまうので注意!
  2. 青梅を綺麗に洗いましょう!流水で優しく、丁寧に洗います。丁寧に洗ったらたっぷりの水につけて半日ほどアク抜きをしましょう!最近では梅酒用の梅も売っており、そちらに関してはアク抜きしなくても大丈夫です。
  3. 水から引き上げてキレイなタオルで水気を優しく丁寧に拭き取ります。
  4. 梅のヘタを竹串やつまようじで取り除きましょう!
  5. 瓶に半分の青梅を丁寧に入れます。そのあと半分の氷砂糖を入れます。そして残りの梅を入れて、残りの氷砂糖を入れます。最後にホワイトリカーを注ぎます。
  6. きっちりとフタをして、温度差の少ない冷暗所に保存します。1年位したら飲めるようになります!

お酒は好みの焼酎などでも良いのですが、アルコール度数35%以上のものをご使用ください。
あまり癖のあるお酒を使うと、せっかくの梅の風味が落ちてしまうので果実酒用のホワイトリカーが手に入れやすくて便利です。

ぜひ試してみてください!

Text by ふーみん/食育インストラクター