子どもとおやつ~野菜を使ったおやつ「春菊」編~

「子どもとおやつシリーズ」ではおやつについてや、簡単レシピなどをご紹介していきます!
今回は苦手な子どもも多い食材「春菊」です。

【子どもにとってのおやつ

乳幼児期の子どもは胃が小さく、消化機能も未熟です。
そのため三度の食事に加え、おやつでエネルギーや栄養を補う必要があります。
大人が考えるおやつは「お菓子」のイメージが強いですが、子どもにとっては「おやつ=第四の食事」と捉えるといいでしょう。

今回は「緑のマドレーヌ」と、「春菊入り炭酸パン」をご紹介します。

【緑のマドレーヌ

貝殻の形が可愛いマドレーヌを春菊の緑で色鮮やかに仕上げました。
春菊の味はさほどしないので、苦手なお子さんでも食べてくれるかな!?

<材料(マドレーヌ型12個分> 調理時間:30
春菊の葉・・50g
(※今回は茎を使いませんので、ほかの料理にご活用ください。)
A薄力粉・・80g
Aベーキングパウダー・・4g
グラニュー糖・・60g
溶き卵(Mサイズ)・・2個分
溶かしバター・・85g(※今回は有塩を使用)

<下準備>

  • Aは合わせてふるっておく。
  • 型にバター(分量外)を塗り、打ち粉(分量外:あれば強力粉で)を茶こしなどで振り、余分な粉を落とす。
  • オーブンを200℃に温めておく。
  • バター(85g)を湯せんにかけて溶かす。

<作り方>

  1. 鍋に湯を沸かし、塩(分量外)を入れたところに春菊の葉を入れ、1分ほどゆでて冷水に取る
  2. (1)の水気をしっかりと絞り、包丁で細かく刻む
  3. ボウルにA・グラニュー糖を入れてホイッパーでよく混ぜ、卵を加えてさらによく混ぜる
  4. (3)にバター・(2)を入れて全体を混ぜ合わせる
  5.  型の八分目くらいまで(4)を入れ、型をトントンと台の上に落とし、生地の中の余分な空気を抜く
  6. 予熱していたオーブンに(5)を入れ、10~12分ほど焼く
    (途中で天板の前後を入れ替えながら)
  7. 焼きあがったら熱いうちに型からはずし、冷ます

<ワンポイント>
今回はすぐに焼いていますが、1~2時間休ませると、材料同士がよくなじみます。

【春菊入り炭酸パン

小麦粉と重曹で作る素朴な蒸しパンに春菊を刻んで入れました。
フライパンで焼いてもおいしいです。
おやつや朝ごはんにどうぞ。

<材料(6個分)> 調理時間:25分
A薄力粉・・200g
A重曹・・2g
A塩・・ひとつまみ
A砂糖・・20g
B春菊の葉(ゆでてみじん切りにしたもの)・・50g
※ゆで方はマドレーヌと同じです。
※今回は茎を使いませんので、ほかの料理にご活用下さい。
B水・・100g

<下準備>

  • 蒸し器を準備する

<作り方>

  1. ボウルにAを合わせ、Bを加えて手早く混ぜる
  2. 全体が混ざったら6等分にし、丸める
  3. 蒸し器に入れて15~20分蒸す

<ワンポイント>
最初は水分が足りないように感じますが、こねると少し手につくようになるので、そのときは手に粉を少々つけて作業するとやりやすいです。

【春菊の栄養

春菊の持つ独特の香りは、約10種類もの芳香成分が重なり合ったもので、食欲増進胃腸の働きを促す効果があります。
また緑黄色野菜でもある春菊は、β-カロテンが豊富なうえ、ビタミンC・E・食物繊維・カルシウム・鉄なども含みます。
β-カロテンなどのビタミン類は、体の酸化を抑え、生活習慣病や老化を予防してくれます。
食物繊維はお通じをよくし、カルシウムは骨を丈夫にし、鉄分は貧血予防に効果的です。

【春菊をおいしく食べるには

春菊は比較的香りの強い野菜ですので、ベーコンと一緒に炒めたり、にんにくやごま油・オリーブオイルのように香りの強いものと組み合わせるとおいしくいただけます。
アクが少ないので、下ゆでせずにそのまま使っても問題ありません。

春菊のように独特の香りを持つ食材は、何度か食べるうちにおいしさが分かってくるもののひとつです。
さまざまな食材の味を経験することで、おいしさを覚えてもらうことも食育の一環だと思いますので、ぜひ家族で召し上がって、楽しい時間にして下さい!

Text by さゆり/食育インストラクター