美味しい盛り付けのポイント

<食育まめ知識>美味しい盛り付けのポイント

料理をする際、皆さんは盛り付けにもこだわっていますか?
料理は味覚だけでなく、視覚も大切なんです。
いくらおいしくても盛り付けがぐちゃぐちゃでは「食べたい!」と思いませんよね。
今回は盛り付けの「コツ」をお教えしましょう。

【和食をキレイに盛るコツは?】
まず、和食の基本肉じゃが。煮物を盛るのは意外と難しいですよね。
まず煮物は、

  1. 「補色の効果を生かす」補色とは互いの色を引き立てる効果のある色の組み合わせです。例えば赤には緑、黄色には紫色を合わせるとより映えます。
  2. 「材料ごとに盛る」肉じゃがのように何種類かの材料を一緒に煮た煮物も、盛り付けるときに材料ごとに盛ると美しく整って見え、取り分けるときも便利です。
  3. 材料を見て、まず目にいくのが手前の真ん中です。料理を引き締める効果のある赤の人参を置くと効果的です。煮物の器は深いので、じゃが芋で一番下に土台を作ってあげると小高く盛れてきれいに見えます。人参の上に万能ねぎなどの補色をのせるとなおよくなります。

もう一つ難しいのは、刺身の盛り方です。
このコツは、

  1. 左を高く、右を低くです。器のやや左奥を頂点に富士山のような山を作る気持ちで盛ると、自然と安定します。右を低くすると箸で取りやすくなります。
  2. 白身は奥に、赤身は手前に。煮物と同じで目を引く赤を手前にすることで綺麗に盛ることが出来ます。しきりに青しそをはさむとなお良いでしょう。わさびも取りやすい右手前に置きます。

このようにちょっとしたコツでいちだんと料理が美味しく見えるので、普段から盛り付けに気を使ってみてはいかがでしょうか。

Text by りな/食育インストラクター

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