炊飯器で簡単!お赤飯の作り方

炊飯器で簡単!お赤飯の作り方

お祝いの日には赤飯を炊こう!材料を買いにスーパーへ。
あれ?お赤飯ってささげ?あずき?見た目が似ているけどどちらを使うの?と迷った経験はありませんか?
今回はささげとあずきの違いと、炊飯器でのお赤飯の作り方をお教えします!

【見た目の違い】
ささげとあずきをよく見てみると中央に白いくぼみがあります。
その白いくぼみに黒い縁取りがあるものが「ささげ」で、縁取りがないものが「あずき」です。
ささげは種皮が厚く、煮ても破けにくいのが特徴です。
あずきは皮が薄いため、煮たり蒸したりすると身割れしやすいです。
それが切腹を連想させることから好まれず、武家社会の関東地方では、皮の厚い「ささげ」が使われてきました。

【栄養成分】
あずきとささげは共にマメ科のササゲ属で栄養成分もたいへんよく似ています。
主成分は糖質とたんぱく質ですが、ビタミンB1やカリウム、鉄分、食物繊維を豊富に含んでいます。
特にビタミンB1は糖質を分解して、エネルギーに変える働きがあり、疲労回復効果が期待できます。
カリウムは余分な塩分や老廃物を排出し、むくみ予防に効果的です。
また利尿作用により、高血圧の予防にも役立ちます。
あずきやささげの赤褐色はポリフェノールの一種アントシアニンによるもの。
視力向上に働くほか、アンチエイジングにも効果があります。

【炊飯器de お赤飯 レシピ】
お赤飯って作るのに手間がかかって大変!と思っている方必見!!
実は炊飯器でも出来ちゃいます。

もち米・・・3合
あずき(ささげでもOK)・・・1/4カップ
水・・・2カップ
ごま塩・・・お好みで

〔作り方〕

  1. もち米・白米は研いでザルにあげておく。
  2. あずきは洗い、鍋にあずきとたっぷりかぶるくらいの水(分量外)を入れ、中火にかける。煮立ったらやや火を弱め2~3分茹で、ザルに上げて茹で汁をきる。
  3. 鍋に②のあずきを戻し入れ、水2カップを加えて中火にかける。煮立ったらあずきが軽くおどるくらいの火加減で20~30分程硬めに茹でる。
  4. あずきと茹で汁をわけ、あずきは乾燥しないようにラップをしておく。
  5. 茹で汁は玉じゃくしですくい上げ空気にさらしながら冷ます。これを十数回繰り返す。(こうすることであずき色が鮮やかになる)
  6. 炊飯器にもち米を入れ、茹で汁を注いで、おこわの3合目盛まで水(分量外)を足し30~1時間浸漬させる。あずきをのせて炊く。
  7. 炊けたら軽く混ぜて器に盛り、お好みでごま塩ふっていただく。

「ささげ」か「あずき」はお好みで作ってみてくださいね!
今度スーパーへお買い物に行った際には「ささげ」と「あずき」見比べてみてください!

Text by くまこ/食育インストラクター