高級魚になりつつある!?秋にはやっぱり堪能したい旬のさんま

ここ数年は漁獲量が減り、特に昨年は不漁で高値がつきました。
10年ほど前のように安価では手に入らなくなってきましたが、旬の「さんま」が栄養豊富で味が良い事に変わりありません。
「さんま」をよく知って、限りある海のめぐみを大切にいただきたいものです。

【さんまの栄養丸ごといただきます】

さんまには良質なたんぱく質の他、DHAやIPA(EPA)という不飽和脂肪酸が含まれています。
DHAは脳の働きをよくするため、成長期の子どもには欠かせない栄養であるばかりでなく、認知症予防効果も期待されています。
また、悪玉コレステロールや中性脂肪を減らし血液をサラサラに保ったり、IPA(EPA)も血栓ができるのを防ぐ働きがあるため、生活習慣病予防につながります。
この他、代謝に欠かせないビタミンB群や、カルシウムの吸収を促し、骨をつくるのに役立つビタミンD、強い抗酸化作用があり血行を促進させるビタミンEなども含まれています。
強い抗酸化作用はがんを防いだり脳梗塞の予防に役立つと期待されているため、さんまは老若男女問わず食べたい魚だと言えるでしょう。

【特徴と見分け方】

実は、さんまには胃がなく腸が短いので排泄物がたまらず、内臓が傷みにくいため美味しく食べられるという特徴があります。
ビタミンAやミネラル類も含まれているので、苦手でなければ身と一緒にいただきましょう。
さんまの見分け方は、身がふっくらとしてハリがあり、えらが鮮やかな赤色で、目が濁っていないものを選ぶと良いでしょう。
また、口先が黄色いとよいと言われています。


【理にかなっていた!さんまに大根おろし】

大根おろしを一緒に食べると消化酵素が働き、消化を促してくれます
また、DHAなどの不飽和脂肪酸は酸化しやすいというデメリットもありますが、大根おろしやすだちなどの柑橘果汁をかけて食べれば、ビタミンCが酸化を防いでくれます。
この他、ビタミンEが豊富なアーモンドなどのナッツ類を加えたパン粉焼き等にすれば、老化防止効果がさらに強化されます。
また、さんまには、血行をよくするナイアシンも含まれているため、生姜と一緒に煮込めば冷え性の改善効果が期待できるでしょう。
骨が食べられるようになるまで煮込めばカルシウムも摂れます。
生が出回る旬の時期に、昔ながらの焼いたさんまやアレンジ料理を思いっきり楽しんではいかがでしょうか。

Text by ゆず/食育インストラクター

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