ツルツル、シャキシャキの食感がたまらない!旬の「もずく」を食べよう!

ツルツル、シャキシャキの食感がたまらない!旬の「もずく」を食べよう!

私が小さいころにはあまり見かけることのなかったもずく。
最近では、スーパーなどでも、もずく酢として売られていたり、居酒屋でお通しとして出てきたりと、多くの人に食されています。
では、一体「もずく」とはどの様なものなのでしょうか?

【そのほとんどが沖縄県産。今が旬のもずく】

もずくは、モズク科またはナガマツモ科に属する褐色の藻類です。
ほかの海藻【藻(も)】に着いて生息することから「藻につく」という意味で「もずく」と呼ばれるようになりました。
4~7月に旬を迎えるもずくは、90%以上が沖縄県で生産されており、そのほとんどが養殖で、天然のものはあまり出回っていません。

【もずくの種類とその特徴】

もずくは大きく分けて3種類に分けられます。

①細もずく
糸もずくとも呼ばれ、モズク科に属します。
細い繊維の表面にぬめりがあり、ツルっとした滑らかな口当たりが特徴です。

②太もずく
ナガマツモ科に属し、一般では「オキナワモズク」とも呼ばれ、沖縄沿岸に分布しています。
一番流通しているのがこの太もずくで、シャキッとした歯ごたえが特徴です。

③岩もずく(石もずく)
ナガマツモ科に属し、日本海沿岸に分布しています。
岩に張り付いて生育することからこの名がついたと言われている岩もずくは、ぬめりが少なく、その歯ごたえと口に入れた時の磯の香りが特徴です。


 【もずくの栄養と効能】

低エネルギーとして知られているもずくは、ビタミン、ミネラル、食物繊維などをバランスよく含んだ食品です。
中でも特徴的なのが、水溶性食物繊維の一種である「フコイダン」です。
フコイダンとは、もずくや昆布、わかめなどのぬめりのある海藻類に含まれており、免疫力アップや、胃の粘膜を保護して胃を活発にし、がんや動脈硬化、高血圧の予防に効果が期待できます。
もずく酢のように酢と一緒に摂取すると、もずくの繊維がやわらかくなり、栄養の吸収が促進されます。

定番のもずく酢はもちろん、スープや天ぷらなど加熱してもおいしいもずく。
旬である今の季節に様々な料理を楽しみましょう!!

Text by まち/食育インストラクター

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