美肌・免疫力アップにおすすめ!舞茸を食べよう!

美肌・免疫力アップにおすすめ!舞茸を食べよう!

昔から味が良く、食べると身体の調子が良くなるといわれていた舞茸は、「幻のきのこ」と呼ばれていました。
その名の通りなかなか見つけることが出来ず、見つけた者が舞い上がって喜ぶので、この名がつけられたそうです。
今では一年を通して気軽に入手出来る舞茸ですが、どのようなパワーが秘められているのでしょう?

【舞茸の栄養と効能とは?】

舞茸には、たんぱく質・脂質・糖質・ミネラルおよびビタミン類の他、身体にとって大切な食物繊維などが豊富に含まれています。
その中でもきのこ類に多く含まれるビタミンB群は、トップクラスの含有量を誇ります。
ビタミンB1には代謝を高めて疲労回復効果があり、ビタミンB2には皮膚や粘膜を保護し、美肌作りに働きます。
さらにメラニン色素の生成を抑制する“チロシナーゼ阻害物質”の作用により、美白効果も高く、ビタミンCの豊富な食材と一緒に摂ると効果がアップします。
また、“βグルカン”とよばれる食物繊維の一種である物質を多く含み、腸内をキレイにし、抗がん作用や免疫力アップに効果があります。


【舞茸の調理ポイントとは?】

舞茸は天ぷらにしたり、炒めたり、煮込んだりと色々な料理に合いますが、舞茸の特性を活かした調理法があるので紹介します。
舞茸には「たんぱく質分解酵素」という物質が含まれており、たんぱく質のペプチド結合を壊してしまう性質があります。
この性質を利用して、豚や牛や鶏などのお肉をみじん切りにした舞茸に漬けこみます。
そうすることで肉のたんぱく質のペプチド結合が分解されるため、驚くほど柔らかくなるのです。(目安:肉の重量に対して同量の舞茸と少量のお水)
ほんのひと手間でさらに料理がおいしくなるのです。
それ以外に、上記よりは多少手間がかかりますが、天日干しにしてから調理するとさらに旨味が増し、なおかつカルシウムの吸収をよくするビタミンDも増加するので、こちらもぜひ試して頂きたい調理法です。
炊き込みご飯やみそ汁などにすると、舞茸の栄養成分が無駄なく摂れるのでおすすめですよ!

このように舞茸は美味しくて、栄養も豊富な食材です。
余ったものは保存袋に入れて冷凍にも出来るので、購入して冷凍庫にストックしておいても良いかもしれませんね。
ただし食べ過ぎるとお腹が緩くなることもあるので、一日30g位を目安に食べましょう!
舞茸を食べてきれいになりませんか?

Text by りな/食育インストラクター