食材を賢く保存&上手に活用しよう!~もやし編~

野菜(根菜類、葉菜類、茎菜類、果菜類)、きのこ類、豆類はそれぞれ違った個性があるように、保存法も異なります。
野菜をおいしく保存するコツは、その野菜の特徴を知ることです!
今回は、1袋にたっぷり入って、数十円!
家計の強い味方、「もやし」にスポットをあて、保存法や活用術をご紹介していきます☆

【もやしの保存法

傷みやすいもやしは、開封後なるべくその日に食べ切るのがベストですが、保存する場合は以下のような方法がおすすめです☆

冷蔵なら・・・(保存目安:生→約2日、加熱したもの→約1週間)
①生
水を張った容器に入れ、冷蔵室で保存する。
②軽く加熱する
熱湯をかける、サッと炒めるなど、軽く加熱してから冷まし、密閉容器に入れて保存する。

生のまま保存すると水が出やすく傷みやすいもやしも、熱湯をかける・炒めるなどすれば少し長持ちします☆

冷凍なら・・・(保存目安:約2週間)
軽く加熱してから冷凍がおすすめです☆

  1. サッと炒める、熱湯をかける、電子レンジで短時間加熱するなどして、軽く火を通す。
  2. 冷めたら冷凍用保存袋に薄く平らに入れて冷凍する。

冷凍もやしは、汁物の具などには凍ったまま加えればOK☆
和え物などにする場合は、電子レンジ解凍がおすすめです。


【もやしってどんな栄養があるの?

もやしは約95%が水分です。
低カロリーなので、ダイエット中でも気にせず沢山食べられます☆
今回は、もやしの注目すべき栄養素を一部ご紹介します!

●葉酸
細胞を新しく生まれ変わらせる働きがあり、胎児の発育や造血に必要不可欠な栄養素です。
貧血予防に役立つため、妊娠中の方や妊娠を予定している方は特におすすめです。

●銅
鉄とともに貧血予防に働くほか、骨の形成をサポートします。

●ビタミンC
免疫力を高め、病気にかかりにくい丈夫な体作りに役立つほか、肌荒れやストレスの緩和に働きます。

 ●モリブデン
モリブデンというミネラルは、糖質や脂質の代謝を助ける役割を担っています。
また、造血を促し貧血を予防する効果も期待できます。
しかし、ここでひとつ注意したいのは、モリブデンを含んでいるのは「緑豆もやし」ということです。
「大豆もやし」や「ブラックマッペ」にはモリブデンは含まれていないので、モリブデンの効果を期待して食べる場合にはご注意を☆

改めて見てみると、もやしはコスパがよい上に、貧血予防のサポートに役立つ優れた野菜ですね♪

【冷凍したもやしを活用してみた!

今回は冷凍したもやしを使用したお手軽レシピを2品ご紹介します☆

【あともう1品欲しいときにぴったり☆もやしの味染みナムル】

<材料(作りやすい分量)> 調理時間:5分
冷凍もやし・・200g
Aしょうゆ・・小さじ1/2
A鶏ガラ顆粒・・小さじ1/2
A白いりごま・・小さじ1
Aごま油・・小さじ1
塩・粗挽き黒こしょう・・適量

<作り方>

  1. 耐熱ボウルに冷凍もやしを入れ、ふんわりラップをし、600Wの電子レンジで4分ほど加熱する。
  2. 水気をしっかり絞り、もやしが温かいうちにAを加えて和え、塩・粗挽き黒こしょうで味を調える。

 【ボリューム満点!もやしとちくわの卵どんぶり】

<材料(2人分)> 調理時間:10分
冷凍もやし・・200g
ちくわ・・2本
溶き卵・・2個分
出汁・・150ml
A酒・みりん・・各大さじ1
Aしょうゆ・・大さじ2
A砂糖・・大さじ1/2
小ねぎ・・適量
温かいご飯・・400g

<作り方>

  1. ちくわは、縦半分に切ってから斜め薄切りにする。
  2. 鍋に出汁を入れて熱し、煮立ったらA・もやし・(1)を加え、フタをして2~3分ほど煮る。
  3. 溶き卵を流し入れ、半熟状になるまで煮る。
  4. 器に温かいご飯を盛り、(3)をのせて小ねぎを振る。

どちらも、手軽においしく作ることができるのでおすすめです☆
皆さんも冷蔵・冷凍機能を使って、食材を上手に保存・活用しましょう!

Text by ろい/食育インストラクター