忙しい時でもさっと出せる!作り置きできるおかず(新生姜編)

今回の作り置きおかずは、新生姜を使ったレシピをご紹介します!
今の季節はハウス栽培の新生姜が収穫期を迎え、青果売り場では袋詰めの新生姜がたくさん売られていますよね。
普通の生姜よりも扱いが難しそう・・・というイメージをお持ちの方、レパートリーが増えれば気軽に購入できるようになりますよ☆

【甘酢漬け以外の選択肢を増やす

新生姜を甘酢漬けにするとうっすらとピンク色に染まり、桜の花びらのようでとてもきれいです。
旬の食材ですし、購入して甘酢漬けをたくさん作った経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。
ですが、「漬けてはみたけど、そんなに毎日ガリを食べるわけじゃないんだよなぁ・・・」と、作り終えてから途方に暮れることもしばしばです(※私も経験者です)。
甘酢漬けは比較的長持ちする調理法ですが、一食で食べられる量がそこまで多くないので、家族の人数が少ないと消費するまでにそれなりに時間がかかってしまうんですね。
そんな事態を防ぐために、甘酢漬け以外の新生姜おかずという選択肢を増やしておくとよいですね。


【新生姜といんげんのカレー炒め

<材料> 調理時間:15分
新生姜・・80g
いんげん・・80g
豚挽き肉・・50g
サラダ油・・小さじ2
Aトマトケチャップ・・大さじ1
Aしょうゆ・・小さじ2
Aカレー粉・・小さじ1/2

<作り方>

  1. 新生姜は千切りに、いんげんはななめ薄切りにする。
  2. フライパンにサラダ油を熱し、豚挽き肉を炒める。
    色が変わったら(1)を入れ、生姜がしんなりするまで炒める。
  3. Aを入れ、全体に絡ませたら火を止める。
    粗熱が取れたら保存容器に入れる。

<ポイント>

  • 保存期間は冷蔵庫で3日ほどです。
  • 辛味が苦手な方は新生姜を切ったあと、水にさらしてください。
  • Aを市販のカレールーと水少々に変えても作れます。

もともとカレーの材料としてポピュラーな生姜ですから、ご飯との相性もバッチリ!
カレールーが半端にあまっているときにもさっと作れるので、ぜひお役立て下さいませ☆

おかずとして食べてもおいしい新生姜。
ですが、新生姜ならではのみずみずしくフレッシュな風味をいかさないのはもったいない!
ので、シロップ漬けにするのもよいですね。

【新生姜のレモンシロップ漬け

<材料> 調理時間:20分
新生姜・・150g
砂糖・・50g
はちみつ・・大さじ3
シナモンスティック・・適量
レモン果汁・・大さじ2

<作り方>

  1. 新生姜は薄くスライスし、砂糖・はちみつをからめて20分ほど置く。
  2. 鍋に(1)とシナモンスティックを入れて弱火にかけ、アクを取りながら20分煮る。
  3. レモン果汁を入れて火を止め、消毒した密封できる耐熱瓶に入れる。

<ポイント>

  • 今回のレシピは砂糖の添加量を少なくしているので、一般的なシロップより保存期間は短めです。
    冷蔵庫で保存し、10日ほどを目安に食べきりましょう。
  • 砂糖は上白糖・きび砂糖・てんさい糖などお好みのものに変えていただいて構いません。

スタンダードにシロップを炭酸水やお酒で割って飲むのもよいですが、おしょうゆやマスタードと合わせると肉料理のソースに早変わりしますし、バターを塗った焼きたてのトーストに何枚か新生姜をのせて、熱々のうちにいただくのもおいしいですよ☆
(ただしトーストでいただく場合、エネルギーが高いので食べ過ぎないように注意して下さいね)

最初にちょこっとだけ書きましたが、実は夏ごろに出回る新生姜はハウス栽培のものが大半です。
畑で採れる新生姜の旬は秋ごろ(10月以降)になります。
秋の新生姜は夏に比べると流通が少ない傾向がありますが、見かけたらぜひ味わってみて下さいませ☆

Text by はむこ/食育インストラクター