働くママ向け時短レシピ~梅雨にピッタリ!火を使わないお手軽レシピ~

「働くママ向け時短レシピ」では、帰宅後すぐに作れる簡単レシピをご紹介します。
昨日の残り物でリメイクや、冷蔵庫にある食材でパパっと出来るのでぜひお試し下さい!
ジメジメ~とした梅雨の時期でも作りやすい、電子レンジレシピです。

【ニラとえのきのレンチン肉巻き

クルっと巻いて電子レンジにかけるだけのスピードレシピ!
生姜たっぷりのさっぱりダレでどうぞ。

<材料(2人分)> 調理時間:15分
豚肩ロース薄切り肉・・10枚
A塩・・小さじ1/4
Aこしょう・・少々
A酒・・大さじ1
ニラ・・10本
えのきたけ・・小1パック(100g)
Bしょうゆ・・大さじ1
B砂糖・・小さじ1/2~1
B酢・・小さじ2
Bしょうが(おろし)・・小さじ1
B白いりごま・・小さじ1
Bごま油・・少々

<作り方>

  1. 豚肉にAをまぶし、なじませる
  2. ニラは4~5cm長さに切り、えのきたけは軸を落として半分に切り、ほぐす
  3. (1)に(2)をのせて巻き、耐熱皿に並べて600wの電子レンジで3~4分火が通るまで加熱する
  4. (3)を半分に切り、器に盛り付け、合わせたBをかけていただく

<ワンポイント>
今回は適度に脂の入った肩ロースにしましたが、ロースでも構いません。
また、生姜ダレのほかに、市販のポン酢に水気を切った大根おろし・叩いた梅干しを入れて混ぜ、七味唐辛子を加えたタレもおいしいです。


【豚肉×ニラで栄養の相乗効果!

食材はさまざまな栄養を含んでいます。
単体で摂ってもよいのですが、相乗効果が期待出来る食べ方をすると効率よく栄養を摂ることが出来ます。
今回の使用食材「豚肉×ニラ」で期待出来る栄養の相乗効果をご紹介します。
豚肉は、良質なたんぱく質ビタミンB1を豊富に含む食材です。
ビタミンB1は疲労回復やスタミナの増強といった効果が期待出来るので、ジメジメとした時期や暑い夏におススメです。
血液の流れをよくするナイアシンや鉄分・亜鉛も含むので、貧血や味覚障害の予防にも一役買ってくれます。

ニラは、ねぎ類やにんにくなどにも含まれるアリシンが豊富です。
このアリシンはニラやネギ類の香りのもととなる成分で、ビタミンB1同様、疲労回復やスタミナの増強に効果的です。
アリシンは糖代謝に必要なビタミンB1の体内への吸収を促したり、効果を持続させる作用があります。
また、血行がよくなる効果もあるため、体が冷える・肩が凝るといった症状がある方に召し上がっていただきたい食材です。

今回一緒に使ったえのきたけも、きのこの中ではビタミンB1を多く含む食材です。食物繊維も多いので、お通じの改善に役立ちますよ。

【買い物ポイント

今回使用した食材の購入時のポイントをまとめましたので、参考にして下さい。

〇豚肉
部位によって多少色のばらつきはありますが、肉の色は薄い紅色やピンク色で、脂身部分が白く、かたさがあるものが新鮮です。
脂身部分が黄色味がかっていたり、肉からドリップが出ているものは避けましょう。
購入後、すぐに食べないときや食べきれない場合は、新鮮なうちに一枚ずつラップでくるみ、保存袋などに入れて冷凍しましょう。

〇ニラ
ニラは葉が肉厚で、緑が濃いものが新鮮です。
黄色味がかっているものや葉の水分が抜けてしおれているものは鮮度が落ちている証拠です。
根元の部分を持ったときに全体がピンッと立つものを選ぶようにしましょう。
購入後は新聞紙を軽く湿らせたもので包み、冷蔵庫の野菜室で保存します。
葉野菜はしおれやすいので、購入後は出来るだけ早めに消費すると、味も栄養も落ちずに済みます。

〇えのきたけ
全体的にハリがあり、きれいな白色のものが鮮度がよいです。
鮮度が落ちてくるとカサが開いてしまうので、長さがそろいカサが開いていないものを選びましょう。
購入後は水気があれば拭き取り、乾いたビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。
食べきれないと感じたら、鮮度がよいうちに軸を切り落としてほぐし、使いやすい長さに切って冷凍保存しましょう。
使うときは解凍せずにそのまま炒め物や汁物にします。

いかがでしたか。
湿気が多く暑くなる日本の梅雨や夏は何もしなくても体力を奪われます。
近年は夏のみならずほかの季節でも異常な気温になることもあるので、しっかりと食べて、十分な睡眠を取り、体調を崩さないように過ごして下さいね。
また、食材の鮮度が落ちるのも早いので、購入したら適切な方法で保存して無駄なく使い切りましょう。

Text by さゆり/食育インストラクター