野菜が再生する?「リボベジ」 ~その2~

野菜が再生する?“リボベジ” ~その2~

前回は豆苗・ねぎ・大根で「リボベジ」にチャレンジし、見事2度目の収穫に成功しました!
今回は、2度目の収穫だけでなく、鑑賞もできる野菜たちで挑戦してみました。

【人参の花を咲かせよう!】

人参は大根同様、ヘタから1.5cm程度厚みを残して切ります
皿に人参のヘタを置き、ひたひたにならないくらいの水を加えます。
数日で葉が出てきますが、このまま成長を見守ると、何とも可愛らしい白い花が咲きます。
もちろん成長途中の葉を摘んで、お料理に使っても大丈夫です。

【芽が出てしまった玉ねぎでチャレンジ】

玉ねぎは日持ちする野菜ですが、長い間放置しておくと芽が出て、玉ねぎとして食べられなくなってしまいます。
そうなると捨ててしまいがちですが、玉ねぎの直径より少し小さい容器に、根元が浸かるくらいの水を入れて育てると、芽がぐんぐん育ちます
成長した芽は、ねぎ同様に料理の彩りに使うことができます


【アボカドの種で捨てる前にやってみよう】

アボカドの種は、使うときに取り除いてそのままゴミになってしまいますが、うまく育てれば芽を出してくれます。
もちろん再収穫は難しいですが、観葉植物のように楽しむことができます
アボカドの種は、包丁などで傷を付けないように取り除き、よく洗います。
種はよく見ると先が盛り上がっており、その反対がおしりの部分でここから水を吸います。
側面に3~4か所ほどつまようじを刺して支えを作ります。
コップなど深さのある容器に種のお尻の部分が浸かるくらいの水を入れて種をセットします。
ほかの野菜のようにすぐに成長はしませんが、毎日コツコツ水を替えていると2~3ヶ月ほどで芽が出て、まっすぐに育ち、葉を付けます。
15cmほど成長したら、土に植え替えるとその後も楽しむことができます。

【リボベジのポイント】

野菜を育ててみたいけど、場所も時間もないという方におすすめです。
毎日1回水を替え、お家の日が当たる場所に置けば、勝手に成長してくれます。
(水を変えることでカビや腐敗を防ぎます)
キッチンにあるコップやお皿、タッパーに育てたい野菜のヘタや茎を水に浸けるだけなので、土や肥料も必要ありません。

今回は前回のリボベジに比べて、成長がゆっくりの野菜たちだったため、人参の花やアボカドの芽を見ることはできませんでしたが、毎日の成長が楽しみになりました。

Text by さゆり/食育インストラクター