成長期におすすめ!筋力強化レシピ~豚ヒレ肉のサルティンボッカ風~

私たちの身長は人生で2回、ぐん!と伸びる時期があります。
1回目は赤ちゃんのころ、2回目は思春期を迎えるころです。
今回は、2回目の成長期におすすめの豚ヒレ肉を使ったレシピのご紹介です。

【成長期とは】

上記でも触れたように、私たちの体は人生で2回、身長が一気に伸びる時期があります。
1回目は生まれてから1歳を迎えるまでで、身長が約1.5倍に成長します。
4歳くらいまでに生まれたときの約2倍程度の身長となり、その後しばらくは緩やかに成長していきます。
そして、2回目の成長期は、平均が女の子の小学校高学年(11歳前後)、男の子は中学校入学ころ(13歳前後)にやってきます。
この2回目の急激な身長の伸びを「成長スパート」といいます。
成長スパートは定期的に身長を測定することで分かりますので、10歳前後になったら、こまめに身長を計っていきましょう。
成長曲線がぐっと大きく伸びてきたら、人生最大の身長の伸びの始まりです!!
規則正しい生活、バランスの良い食事、そして適度な運動と充分な睡眠を意識してください。
※成長スパートの始まるタイミングは個人差が大きいので、上記年齢よりも早い場合や遅い場合があります。

【成長期におすすめの栄養】

骨の成長にともなう身長の伸びや体を支える筋肉を作るには、素材となる栄養素ばかりでなく、効率よくそれらを摂りこむための栄養素も大切です。
骨の成長に欠かせないのは、なんといってもカルシウムです。
しかしカルシウムは吸収率の低い栄養素なので、カルシウムの吸収を促進するビタミンD・カルシウムの骨への定着を助けるビタミンK・骨などの強度を維持する際に必要なコラーゲンの生成に役立つビタミンCを一緒に摂るとよいです。
ビタミンDはきのこや魚介類・卵類などに多く、ビタミンKは納豆や緑黄色野菜・海藻類などに含まれます。
ビタミンCはレモンやキウイ・ブロッコリー・パプリカなどを摂るとよいですね。
また骨芽細胞という骨のもととなるものを作る部分があり、それをサポートするのがマグネシウムというミネラルです。マグネシウムは、豆類・ナッツ類・海藻類・胚芽米などに含まれます。
骨を支える筋肉は、肉や魚・卵類、豆類などに含まれる良質なたんぱく質が重要ですが、ビタミンB2やB6などと一緒に摂るとより効率的です。
ビタミンB2はレバーなどの肉類や乳・乳製品、卵などに多く、ビタミンB6は赤身の魚・脂身の少ないヒレ肉や鶏肉・バナナ・さつま芋・玄米・パプリカといった食材に豊富に含まれます。


それではさっそくレシピのご紹介です。
今回は成長期におすすめの高たんぱくでカルシウムも摂れる一品です。
本来はセージというハーブが欠かせませんが、独特の香りが苦手な子どもも多いので、セージの代わりにチーズを挟んで食べやすくしました。

【豚ヒレ肉のサルティンボッカ風】

<材料(2人分)> 調理時間:20分
豚ヒレ肉・・120g
とろけるタイプのスライスチーズ・・3枚
生ハム・・6枚 ※輸入品のような、サイズの大きな生ハムは3枚で足ります。
小麦粉・・適量
サラダ油・・小さじ1
バター・・5g
白ワイン・・50ml ※なければ日本酒でも
水・・50ml
バター・・15g
パセリのみじん切り・・少々
塩・こしょう・・各少々

付け合わせの野菜・・適量 ※お好みのもので構いません

<作り方>

  1. 豚肉は繊維を断ち切るように6等分に切る
  2. 切った豚肉の面を上にしておき、ラップをかけて麺棒などで薄くなるように叩きのばし、両面にこしょうを振る
  3. チーズは1枚を半分に切り、叩いた肉の上にのせる
  4. チーズの上から生ハムをのせ、全体に小麦粉を薄くはたく
  5. フライパンにサラダ油・バター(5g)を入れて熱し、(4)の生ハムをのせた面を下にして焼く
  6. 焼き色がついたら上下を返し、火が通るまで焼き、取り出す
    ※焼いたときに肉汁が出るので、取っておく
  7. 同じフライパンに白ワインを入れて火にかけ、アルコールが飛んだら水・肉汁を加えてサッと煮詰め、味を見て塩・こしょうをする
  8. 火を弱めて冷たい状態のバター(15g)を加え、ゆすりながらバターが溶けて全体がよく混ざるまでゴムベラなどで混ぜて乳化させ、仕上げにパセリを加える
  9. 器に肉と添え野菜を盛り、(8)をかける

お好みでフォカッチャなどと一緒にどうぞ

<ポイント>
今回の肉は、薄く叩きのばしているので、早く火が通ります。
加熱のし過ぎは肉がかたくなる原因となるので、焼く際は気をつけましょう。
ソースの白ワインは、しっかりとアルコールを飛ばすことでうま味が凝縮します。
また、肉を焼くと出てくる肉汁も、食材のうま味が詰まっていますので、加えることでソースがおいしくなります。

 【サルティンボッカとは】

サルティンボッカはイタリアのローマでよく食べられている家庭料理です。
イタリア語で「口に飛び込む」という意味ですが、薄く叩いた肉を使っているため、手早く出来きることからこの名がついたといわれています。
本来は仔牛の肉を使って作られることが多いですが、日本で仔牛の肉は手に入りにくいため、豚ヒレ肉や鶏肉で代用します。
また、本来のサルティンボッカはセージというハーブを使います。
セージは「「ソーセージ」の名前にも入るほど肉との相性がよいハーブです。
今回は使用しませんでしたが、興味のある方は、ぜひ使ってみてください。

成長期にバランスよく食べることは、丈夫な体を作ることに繋がります。
お子さんの成長スパートのサインを見つけたら、しっかりサポートしていきましょう。

Text by さゆり/食育インストラクター